夫の手術にあたってpart3・・ポジション3について

今回のリーディングケース3日めは、未来を示す3つのポジション、そのひとつポジション3についてです。展開図写真⤴”矢”でマークしたカードですね。未来を示す3つのポジションに示されたカードを、占的に沿って総合的に読んでいく必要があります。


ケルティッククロスで、未来を示すポジションは3つあります。


ポジション6は、前回(2023.11.21 夫の手術にあたってpart2・・事態の変化)記事に書いたように『時間軸による未来/時間の変遷により事態がどう変化するか』を顕すポジションです。


ポジション3も未来を示し、ここは『問題の現状(ポジション1;「皇帝」で示されるところの質問となっている問題がどのような状態になっているか、を鳥の目で示すポジション)が、どこまで到達する可能性があるのか』を示します。現状が一時的なものなのか、未来に深刻になっているのかなどをみることができます。1のカード(今回の場合は「法皇」)に強弱をつけるものです。ここから、現状ポジション1以降、どのような状況が起こり得るのか予測することができます。


ポジション10はアンサーカードです。占的に対する答えのカード。質問への『アンサー』ですが、この1枚に捉われると読み違えることも起こり得ます。


さて今回のテーマ;ポジション3ですが、ここに「運命の輪」ですね。質問者は『私』であり、占的としては『夫の手術にあたって私ができることは?』というものでした。ここをもう一度振り返ると、現状(ポジション1)にもうひとつの解釈が浮かびます。カードはその一枚で様々を象徴するからですが、このケースに話しを戻して、「法皇」は『伝統と義務』を第一義とするカードで、『世間的/一般的/常識的』状態を差し、『看板』という象意があります。公私の”公”の部分ですね。


夫の手術に際して私は、『信頼を集めている』『良き医者良き治療』にこの問題の多くを託している、それが或る意味『常識的』な姿勢であることを顕したもの、と解釈できます。また、占日時当時に、夫の手術のことをブログに書く、ということはそれを『公にする』ということに匹敵します。


「法皇」で示される現状が「運命の輪」で示される状態になり得る、ということを示したものが1→3 の流れです。

「運命の輪」は、『時間的タイミング』に深くかかわる、人物像のないカードです。タロットカードは基本肖像画ですから、例外的なものです。人物像がない、は人為的なものが介在しないことを意味します。

「運命の輪」は、転職/求職/引っ越しに対してもベストカードと言える、『移動』を伴うカードです。物理的な移動にとどまらず魂の移動をも意味するのは、よくご質問者やかかる問題の登場人物の誕生日を指し示してよく出てくるというところからもわかります。


また、ポジション3は、ポジション1をはさんでポジション4の対角です。ここで、ポジシン4は、『目には見えていない事柄/気が付いていない事柄』を暗示し、この問題のポテンシャルでもあります。他の9枚を支配する、きわめて重要なカードです。


ここに「戦車」;『闘い』のカードが選ばれています。「戦車」は『旅』を意味するもので、ホームからアウェイへ出ていくという意味を持ちます。ここで、「法皇」が『保守』なら「戦車」は『革新』です。そして、”走っていく車”が描かれたこのカードは、とても勢いがあり、目標に向かって突き進むイメージを持ちます。ここから、私が実は、『夫の手術が良き医者良き治療そのものであり、予後にはそれなりに”大人しくしていること”が求められているにも関わらず、”急いで”いる』・・そんなイメージが喚起されます。そここそが、詳細は後述しますが、アンサーカードを招く根底の要素なのです。


話を戻して、1→3を読めば、夫の手術が『良き医者良き治療』の状態にある現状が未来の視点から振り返って『ベストタイミング』だった、と言えることなのだと、カードは伝えています。


No War Please

李々佳・・縷々綿々

占い師:李々佳のあれこれ雑記・・・ どこへいくかわからない散漫な話ですが、目に留めていただけたら嬉しいです。 「リーディングケース」では今までの実占例をご覧になれます。

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