夫の手術にあたってpart2・・事態の変化
今回の占でいえば、ポジション5(過去/現状につながる過去);「タワー」→ポジション1(現状);「法皇」→ポジション6(時間軸による未来/時間の変遷により事態がどう変化するか);「吊るし人」 です。
「タワー」は、一瞬にして現状(今回の場合過去のその時点)を変えるような『崩壊』のイメージの強いカードです。夫に癌が見つかって、私の仕事をするスタイルも大きく様変わりしました。そもそも、夫が癌であり然もステージ4と診断されたそのものが『ショッキングな出来事』でした。
「法皇」は、”神の声を民に届ける/繋ぐ” ものであり、ひととひとを繋ぐ『bridge』のカードです。『良き医者良き治療』という象意を持ちます。絵を見ると、”法皇”と左右の隅に描かれた”民”の大きさの違いが目立ちます。『カリスマ性』を顕しています。そもそも「法皇」は『伝統と義務』を第一義とするカードです。夫の治療にあたってくれているドクターは、大きな病院の信頼を集める方々であることを示したものです。
そして「吊るし人」。手足を縛られ木に吊るされたこの男は、その過酷な状況で静かにほほ笑んでいます。カード(の種類)によっては後光が描かれるものさえあります。この男はそもそも盗人で、自首して自ら刑罰に服した、そのシーンです。彼は覚悟を以てこの『苦行』をその身に課したことを象徴する、『自己犠牲』のカードです。『入院』というイメージが沸きます。ベッドに寝ていないとならないけれど、それこそが病を治癒するためだからこそベッドに寝ていることを”微笑んで受容する”・・そんなイメージです。夫の場合、現実的には、『入院』するだけを示すものではなく、手術/その後の入院/予後の慎重になるべき生活・・といったところを意味していると解釈します。その時点では私自身も、その制限のある生活になるのでしょう。
スリーカードのように読む、このポジション5→ポジション1→ポジション6 では、過去~現在~未来で、かかる問題がどのように変化していくのか、を見せてくれます。もちろんすべて占的に関わるもので、ポジション5は現状が以前はどうだったのか・・現状に関する影響・原因・理由を、ポジション1は質問(占的)が(鳥の目で見て)どのような状態になっているかを示し、ポジション6は現状が、時間の流れでどのような様相をみせるのか、それを顕しています。
No War Please
0コメント