オンナゴコロ


母の面会に行って、栄養士さんと話をしました。
先日母は外出先で何を食べたのか聞かれて「カレー」と答えたそうで、いやいやいや、カレーじゃないでしょ、でも「コムタンクッパ」じゃ発音も面倒ではしょった(はしょって「カレー」も違うと思うが・・・あ、誤魔化したのか)のかもしれませんね、などと母も一緒に笑った後、今期の栄養ケア計画書について説明を受けていました。
今は倒れる前に比べて10kgも痩せてしまって・・・とか、倒れる前の好物などの話をしていて、聞いていた母は、「倒れる前」「以前」という言葉が耳に残ったのかもしれません。

ふたりになって、足裏マッサージやら、ドライシャンプーやら、スキンケアやら・・と、しているとき、ふと「私も60歳になっちゃって」と言いました。
「やだ、お母さん80歳でしょ。20歳もさば読んでる」と笑って返すと、繰り返し「もう60歳だものねえ」と、あくまでも主張を変えません。20年て、赤ちゃんが成人しちゃうよ、と思いながら。

まあいいか、そうだよね、私もある歳を超えた頃から、稀にお世辞で洋服屋さんや化粧品売り場で「10歳は若く見える」と言われてもいまいち物足りない。そんな時、髪を長くしていたときなのですが、いつも縛っていたのをたまたま解いたら、当時の同僚で親子ほども年齢の違う青年に、「李々佳さん、後ろから見ると20歳若くみえますよ」と言われて、いや、後ろからって・・と言いながら、妙ににやけてしまいましたっけ。10歳じゃ単にお世辞に聞こえ、20歳まで言ってくれると、この~と思いながらも嬉しくなってしまうという。

ああ、女心。

李々佳・・縷々綿々

占い師:李々佳のあれこれ雑記・・・ どこへいくかわからない散漫な話ですが、目に留めていただけたら嬉しいです。 「リーディングケース」では今までの実占例をご覧になれます。

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