兄と弟


お盆休みには大学の友人と旅行に行くと言って、帰省せず、9月になってからおばあちゃん家に出かけていた次男坊は、夏休みも終わり近いこの連休に、今度は神戸へと行ってきたそうです・・・そうです、というのは、あれこれ詳細に話をしてくれないからです。お土産は八橋だったから、また京都にも行ったのか?

兄のことは、実はちょっと怖いです。精神年齢が私より明らかに上というか、叱られることも多いので--; 最近は、朝の食事の時間も各自バラバラだし、勝手に食べてくれたり時間がなければ要らない!と出て行ったりですが、そろそろ自分のお昼にしようかな、なんて時に彼がちょうど起きて「なんか食うもんある?」なんて聞かれたりすれば、一品付け足してしまうくらいの気の遣いようです。(夫にはしないけど)
親ばかながら、基本優しい子ですが、蠍座でアセンダントが山羊座なので少々辛辣というか。意地悪というか。

小さい頃から母親を批判的な目で見つめることが多く(いやそれが的を得ているものですから悔しいがその通りですね、と返さざるを得ない)、その昔、彼が3歳半くらいだったでしょうか。長男だけ連れて地元商店街の買い物に出かけていて、少し小じゃれたブティックがワゴンセールをしていたのでつい、自転車を停め、彼を後ろの席から降ろすとすかさず、「また買うの?お父さんに怒られるよ」・・・笑顔で近づいてきていた店員さんは一瞬凍りつきましたっけ。当然、そそくさとその場を離れました。

中学1年生の時、少し身体が小さめだった彼は野球部の友人たちとふざけあうところを、心配性のある先生が「いじめじゃないか?」と私に言ったことから、まず本人に確認すると、彼はものすごく怒って「俺の友達を悪く言うな!」普段の自分の子の様子と、彼をいじめたのでは?と先生が言った子たちのことも私は良く知っていたし、まさかと思ったのですが、一応本人の意向を尋ねる形でやんわり聞いてみたのですが。そのとき、私はああ、大丈夫だと思ったのと、男の子はもうその世界があって、母親がうっかり介入しちゃいけないな、と悟りました。一抹の淋しさがありました。最初に親離れしていくんだな、と知ったときです。

そして、中学2年生後半辺りからの、それはそれは大変な(今では笑い話にしかなりませんが・・・家の壁にいくつも穴を開けたり、犯罪的なことではないのですが学校に何かと呼び出されたり、初めてく○ばばあと呼ばれたり・・)反抗期を通過するのですが。

そういった兄を見ていて立ち回りを覚え、また、長男いわく「(私が)甘やかすからあんなに(我侭に)なった」という弟。その人懐こさからなのか、我侭勝手なんですがうまく人の懐に入ってくるような、憎めないところがあって、小さな頃からおばさん受けが良く、両方のおばあちゃんのお気に入りでしたし、友達のお母さんや近所のある一定の歳以上の女性に「○○くんは可愛いよねえ」と言われました。まあそのたびに、実は家での我侭放題(例えば何か叱ったとすると裸足で玄関を飛び出し「虐待だー!」と叫ぶ一時期があり、本当に手を焼いたものです・・・通報されかねないって)の彼と一週間暮らしてみれば呆れるよーと笑ったこともあります。

まあ、もう大学生、流石に色々手を離されてしまいましたが、
でも、怖いお兄ちゃんよりは、次男坊のほうが私の癒しにはなるようで、彼のいなかった数日間はぽっかりと淋しかったです。

さて、持ち帰った洗濯物、しようか。

李々佳・・縷々綿々

占い師:李々佳のあれこれ雑記・・・ どこへいくかわからない散漫な話ですが、目に留めていただけたら嬉しいです。 「リーディングケース」では今までの実占例をご覧になれます。

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