『復縁へ向けて』part2

占断データ;
ワンオラクル;フール
ポジション1;(ふたりの現況)星と運命の輪R、
ポジション2;(彼女の気持ち)皇帝Rと太陽R、ポジション3;(彼の気持ち)デスRと力R、
ポジション4;(それぞれの周囲の要素)女帝とタワー、

ポジション5;(未来に繋がるキーカード)フールR、
ポジション6;(近未来)悪魔Rと吊るし人、
ポジション7;(最終的なふたりの状況)マジシャンRと女教皇

ふたりはすれ違いの状況に置かれながら、彼女は彼にとっていまも『理想の女性』で在り続けています。明るい未来への夢と希望のカード;「星」は、『憧れ』を意味し、遠距離恋愛にはベストのカードと考えます。同じ星空のもとに相手がいることを想うと元気が出て、そして相手にエールを送る気持ちにもなれる状態を顕すからです。(ポジション1;「星」と「運命の輪R」)

「星」は、彼女側に示されたメインカードであり、彼女が彼にどんな姿勢でいるか、彼にとってどうであるか、を意味します。また、ここでの『すれ違いの状況』は、サブカード;彼側に示されています。「運命の輪R」で顕されているので、彼側に『致し方ない事情があって』『まるで運命に悪戯されているかのごとく』起きている事態といえますし、彼もこの状況が本意ではないことが窺えます。もっといえば、彼側の事情と言う点は、他のポジション;4や3のカードがそれを強調しています。

これが、P1とP2、P1とP3の関わり方です。

P3;彼の心境をみていきますと、彼は彼女の「星」である姿勢を見て(他人の心は見えませんから)、「デスR」を持つに至ったし、彼女は彼の「運命の輪R」を見て(=捉えて)、「皇帝R」たる顕在意識を持ったといえるのです。

具体的にいえば、彼の致し方ない事情によるものなのですが、彼女とのタイミングがうまくかみ合わないため、彼女は彼との恋愛を『自ら進展させることができず』『消極的』にもなり、彼のことを自分にとっての『将来を約束しあえるに足る男性』ではないのかもしれない、との想いさえ抱えています。心の奥には、彼との結婚さえ考えていたことを伝えてくる「太陽」もあるのに。ただ、この「太陽」はリバースで示され、彼女の精神的疲労も顕していますし、彼女がその結婚についても『結婚したいけどなかなか難しいのかな』というように・・・そう、まるで、太陽に雲がたちこめたような心境なのです。

私は、どのカードもリバースに顕されても、本来の意味を失わない というリーディングです。ですが、「太陽」は、心境にリバースで示されれば、『自ら降り注いでいるはずの陽光を仰がない』と読み、憂鬱さが増すものです。

一方彼は、その背景P4「タワー」が示す何事かの『外的要因によるトラブル』に巻き込まれて、彼女とすれ違っています。彼の深層心理には「力R」;『無気力』『流される』・・・疲労が目立ち、彼女への想いにも『継続力を欠いて』もいます。ですが、彼は彼女を『理想の美しい女性』と捉えているので、彼の顕在意識;自覚の強い彼女への想いは『彼女とやり直す可能性を見出した』『復縁を願う』というカードが顕されたのです!・・・彼は、彼女との復縁を望んでいます。それは、彼を取り巻く環境により弱さもはらんでいますが、「デスR」は力を持ったカードです。

復縁の二大カードは「審判」と「デスR」です。
前述したように、リバースでも本来の意味を失わないという観点からは、「デスR」で示される『復縁』は、事象のポジションに示されれば『新しい恋が生まれる』という意味も持つものです。今回はきちんと彼女への想い というポジションにありますから、彼女と戻りたいことには違いありません。それでも、彼のまだまだ慎重な様子があります。
これには、彼の背景とそれによる彼が心身のスタミナ不足の状態にあることが関係しているのでしょう。

ここまでが現状のリーディングです。
次回、ワンオラクルで選ばれている「フール」が展開ポジション5で「フールR」となっていること。そしてこの「フールR」がきっかけとなって作られる未来の流れについてお話します。

---a table of contents ---
    


対面占い【対面リーディング】にいらっしゃいませんか?

李々佳的カードリーディングをマンツーマンでご体験いただけます♪

タロットカードの“絵”を見て感じていただけることがあります。

興味のある方は是非「対面占いはこちら」をクリックしてくださいね☆


李々佳・・縷々綿々

占い師:李々佳のあれこれ雑記・・・ どこへいくかわからない散漫な話ですが、目に留めていただけたら嬉しいです。 「リーディングケース」では今までの実占例をご覧になれます。

0コメント

  • 1000 / 1000