『異動問題』part6・・展開B
占的;占いの命題は『本社への異動が成るか』というものです。
今回はまず4-1-3のクロスの縦軸を中心に読んでいきます。私は5-1-6の横軸を時間の流れによる事象のライン、縦軸を現状に色づけをする感情のラインと把握することもあり、ここで4は潜在意識、3は顕在意識ともします。4-1-3も時間の流れは関係していて、1の現状となった潜在的要因が4・・時間の流れでいえば過去、1の現状がどのように変わり得るかという可能性を示した3は未来ともいえます。
ポジション1;法皇Rは、彼が『権力を乱用』されたなかにあることを示します。支社上層部の思惑によって彼の異動問題が阻まれている現状です。この現状のなかに隠されている事柄も、「皇帝R」で示されるように、『権力に隷属する』状態の男性の存在がありそうです。リバースで顕されていることから、この上司=リーダーは『横暴』であるといえます。また、特定の人物に限らず、彼の異動を妨げるのは『組織の強引さ』が根本にあるといえます。
彼の異動は元々支社側が歓迎しておらず、彼の怪我によってなおやはりここで彼に異動されては困る、という混乱の状況でもある様子です。
でも、この状態がどのように変わり得るか、という可能性を示すポジション3には「力」。このカードが事象の部屋に出る場合『時間はかかるかもしれないが大抵のことはうまくいく』という暗示です。『勇気と忍耐』を象徴するこのカードは、彼の持つ強い精神力を示したものです。異動は一時的に頓挫しても、更にそのうえ怪我を負って現業務の遂行に支障をきたす状況においても、彼はすべきことにも責任を持ち、だからこそ移動への可能性がここで開かれてきています。同時に、彼は怪我に対しても、組織の混乱に対しても、落ち着いて対処できることを示しています。
5-1-6ですが、ポジション5;「タワーR」は展開Aから数日経ったところで、Aでは「タワー」で顕されたプロジェクトの不首尾が、彼をはじめとする事態収拾チームによって大変な状態のなかにも打開の可能性が現れてきたことを示しています。そして、現状はまだ組織が一つにまとまっていないながら、6「女教皇」で示される『組織内の人間関係の良さ』『理解』となるように変わってきています。(AではこのカードがP8にリバースで顕されていました)
彼が怪我するほど大変な状態だったことが、そのなかでも独り真摯に頑張ってきたことが(展開Aの「隠者」)周囲の人間を変えるのです。
次回、ラインのリーディングです。
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