露地物苺

ちょっと前のことなんですけど、
(ちょっとシーズンオフな話題なんですが)
エイコちゃんに自転車を貸したら、お礼に と気遣ってもらったのが、露地物の苺。
見た目から想像される酸味がなくて、甘い!粒粒感も際立って美味しくいただきました。


小学生時代を過ごした家の庭を思い出しました。
もちろん、豪邸なんかではなく、芝生が敷き詰めてあってとか、和風に手入れされた庭、というのとも違う大してひろいわけでもありません。それほど高くない花木や、草花、玄関までの敷石脇には芝桜、なんて感じの庭でした。山椒に毎夏揚羽蝶が来るのを楽しみにしたり、やつでの花の素朴な美しさを感じたりした、庭でした。季節を感じることのできる場所だったと記憶しています。
姉と、蜥蜴の尻尾は切ると生えてくるのか?なんて、残酷な実験をしようと追い掛け回したことがあります。そうやって、蜥蜴を苛めた次の夏、蜥蜴がいつもよりたくさん庭に出て、私はそれから1年くらい、毎晩蜥蜴に謝ってから眠りました。

苺が、あったんです。
少女の頃の私にとって、庭にある苺は、なんだか特別でした。今回いただいたものとは全く違う、小さくて酸っぱいものでした。
でも、毎年、あの苺が赤く色づいていくのを、わくわくしながら話しかけてたような記憶です。

李々佳・・縷々綿々

占い師:李々佳のあれこれ雑記・・・ どこへいくかわからない散漫な話ですが、目に留めていただけたら嬉しいです。 「リーディングケース」では今までの実占例をご覧になれます。

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