『職場の人間関係はどうなる?』part2


彼は、このポジションに置かれて緊張感もありながら、その知性と洞察力を以て仕事に対して真面目です。また、チームにおける知性であり、組織とも上手に関われています。(「女教皇」)
彼がこのポジションに選ばれたのも、人に信頼されるに足る賢明さと温厚さを兼ね備えているために、上の立場の方に見込まれて、という理由のようです。

ところが、彼は「審判R」そのままに、”このチームをまとめる『自信がない』”と言います。
なるほど、ポジション4に示されている「隠者R」は、現状に孤独を抱えた人物がいることを教えてくれます。その人は、自身のコンプレックスに起因するようですが、他人に対して批判的で対極が見えていない様子です。その存在に対し彼も周囲の噂を自身で確認するに至っておらず、関係性をオープンにできないために、”チームをまとめる”ことについて『目標の困難』を見つめてしまっています。

ですが、現状は、「太陽」で顕されるところの、『人々は協力し合って調和が生まれ、計画が達成される』状態へと変わり得る可能性が示唆されています。・・・人間関係が円滑となり、チームもまとまって仕事も成果を得ることができそうなのです。

クロスの横軸;時間の経過;過去~現在~未来(ポジション5~1~6)をみても、時間の経過とともに彼が、いま抱える悩みから解放されてゆくことを暗示しています。(「悪魔R」)
このポジションに期待されて置かれたこと~現状しっかり理性的に仕事を遂行できているのに彼自身はそこに無意識であること~彼自身が精気を取り戻し、ストレスは解消されること という時間軸が出ています。

他のカードをリーディングに含ませれば、「悪魔R」は、「隠者R」たるチームをまとめるにはネガティブな要素が、そうではなくなる方向性が出てくることも意味していますし、その結果『成績が上がる』;『仕事で成果を得る』ことも意味しているようです。
深読みすれば、「悪魔R」に『腐れ縁が切れる』、『嫌な人と別れられる』というような、”離れる”象意がありますから、もしかすると「隠者R」である彼女が異動になることもあるのかもしれません。

さて、ポジション7~10、ラインのリーディングに進みます。
彼はこの問題;チームをまとめていくことについて、大袈裟にいえば『絶望』し、 その迷いから抜け出られない心境・状態のようです。自分から他に働きかけるには、その力が湧かないほどに悩みに埋没し悲しんでいて、とても痛々しいのですが、実は、彼もその彼女と同様に『自分の殻に閉じこもっている』ともいえます。

ここで、彼の環境として選ばれているカードは「月」。他からの助けはなさそうです。誰もが『潜伏する不和』に『不安』を抱え、どこへ一歩を進めればいいのかわからない状態です。彼に協力者はなく、彼を不安視さえしているかもしれません。

ですが、彼の能力;ポテンシャルとして顕されているのが「節制」で、彼がこの問題にあたって、人々を調整し対立する要素を巧く調和させる力量が備わっていることを示しています!
彼は、決して自らに失望することなく、上司からも認められている、元々の穏やかで人々をまとめるに相応しい資質を見つめ直すべきです。

そして、最終カードには「運命の輪」。
人物像のないこのカードは、人為的なものが介在しない、神託的なカードです。
状況は一転し、彼はこのチームを巧くまとめられるばかりか、地位の好転というチャンスにも恵まれることにもなるでしょう。

私が、この展開を通じて、彼と話し合ったのは、目下の悩みである彼女への対策についてです。彼女は知識があるのにそれを巧く使えておらず、閉じこもっている状態からの批判的言動のようですから、彼としては明るく開けている未来を信じ、その本質に持っている”導き手”として、彼女に心をオープンにしていくことがいいのではないかと。彼女の話にまず耳を傾けることから、チームのまとまりへと進められるのではないか、と話し合いました。
◎お客様の了承を得て掲載しています

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