ⅩⅩ.審判リバース+Ⅶ.戦車/カード徒然
桜の便りが続々と届いていますね。例年とは違うムードながら通りかかった学校でセレモニーが行われていたり、お客さまにいただく占的でも新しい環境に入っていくお話が増えていて・・・卒業シーズン、春は別れの季節でもありますね。
恋愛的な別れというよりもそのひとりひとりの時代との別れ。
ⅩⅩ.「審判」リバースとⅦ.「戦車」の組み合わせがカード展開のなかに出てくることが多いシーズンです。
「審判」はリバースで「デス」と並ぶ”別れ”のカードです。感情を顕すポジションに出るなら『深い悲しみ』をイメージ喚起させる読み手の私も胸が痛くなるようなカードなのですが、「戦車」とのコンビネーションで出てくるときは少し趣が違います。
「審判」は『ルーツ』を意味しています。『家族の絆』を顕すもので『ふるさと』のカード。このカードは長い時間軸を持っていて、故郷の親世代だけでなくさらに遡る『祖先』からの『想い』を示すものでもあります。
一方で「戦車」は″家出″のカード。カードに描かれるのは王子が凱旋する場面です。家出といっても喧嘩して家を出るというのではなく、『自立/独立』を象徴しています。遠方運に恵まれるということ、『闘い』のカードですから、これから山あり谷ありだとしても、故郷を離れてひとりでやってみる、生きてみる・・そんな状況を指して出てくるのです。
新しい環境にチャレンジしていくこの時期に、故郷を離れてホームシックにもなるときもきっとあるし、故郷の家族はあなたを心配しているけれど、それは愛ゆえのものだからやっぱり前を向いて走り出しましょう。
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