春の嵐、窓に花びら
先の体調不良での食べられない状態からリハビリしています。お粥、スープ、ゼリーなどなど胃腸に負担をかけないもの・・・普段よりもぐっと薄味ですし柔らかすぎて食感優しすぎですし・・まあ・・ふわっと物足りないし飽きてきていました。かといって、普通食にするには胃の様子が心もとない。
気分を変えたくて外食することにしました。『体に優しい外食』みたいな感じで🔍して決めた 湯葉と豆腐の店 梅の花
予約せずに出かけたので大広間に案内されましたが、それがよかったのです。中庭に面する大きな窓、春の嵐で散らされた早咲きの山桜。花びらが窓に張り付いたさまはなんだかちょっとドラマチックだったのです。写真がうまいこと撮れなかったけど。以前に読んだ短編小説を思い出しました。美術教師の年下の夫が家出するとき部屋の窓に口紅で花びらの絵を描いていくっていうシーンが浮かんで。なんていうタイトルだったか、誰が書いたお話だったか・・・
テーブルにアンケートボックスや季節のデザートのpopが置いてあるとか、エントランスの造花にセロハンでカバーしてあるとか、ちょいちょいファミレス感が混ざりますが、おおむね和モダンな感じで素敵です。
お料理も美味しくて、特に気に入ったのは嶺岡豆腐。葛と牛乳を冷やし固めたスイーツ風。美味しいです^^ とろとろのスープ状の茶わん蒸しもふわっもちっの食感づくしのなかでアクセントになっていてよかった。
コースの中の選べる鍋料理ではテーブルで作る出来立て豆腐をチョイス、麻婆餡と浅利餡が供されました。どちらも美味でしたけれども、醤油を頼んで薬味で食べたのがいちばん美味でした。出来立て豆腐は羨ましいほどの白さときめ細かさ、美しいです。
湯葉揚げ、湯葉グラタン、卯の花煮、名物とうふしゅうまいなどなどふわふわばかりを飽きさせない味付けで堪能しました。
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