気になる素振りpart3・・彼の心理

リーディングケースにご応募いただいたものです。

おぽさま 占日時2020/08/16

では、前述の態度をとってしまう彼の気持ちはどんなものでしょうか。彼の深層心理は「審判」、顕在意識としては「戦車」、どちらもアップライトで示されています。 


「審判」は 『同郷』という意味をも持ちつノスタルジックなイメージのするカードです。過去は現在に繋がり現在は未来へと繋がっていく時間の流れそのもの、永い時間軸を内包しています。『再会』『復縁』にベストカードで・・何故かと言えば、別れたふたりが再び会うとき、その別れた別れていた時間そのものもこうして再び巡り合ったときのためにあったもの・・そういうイメージなのです。そして、墓が描かれていることから『ずっと一緒にいよう』といった大げさに言えば『永遠を誓う』『約束』のカードでもあり、『恋愛感情を超えた家族の絆』という意味を持つものでもあります。


彼は、付き合ってこそいないけれども、おぽさんに対し初めて会ったときに初めてなのに『懐かしさ』を感じたのでしょうか。


或いは、少し大袈裟な言い方になるかもしれませんが・・・彼はおぽさんに出会うまで「審判R」の心理状態だったのかもしれません。「審判R」は例えば『裏切り』にあって『(愛なんて)信じないし信じられない』、人間不信のカードです。おぽさんに出会ったときにそれが正位置に戻ったのなら、おぽさんとならもう一度『ひととひとの絆』というものを信じてもいいと思ったのかもしれません。


少なく読んでも、彼はおぽさんとの『再会』;つまりセクションが変わってしまっても、『ずっとともにいたい』という感情をお持ちでしょうし、もっと言うなら『自分のセクションに戻ってくれたらいいのに』という感情をお持ちなのでしょう。


それは、おぽさんへの愛情を持っているということです。


その上に置かれる「戦車」は”走っていく車”。強い男性性を持つカードです。恋愛関係で男性が持つ感情に出てきた場合、『相手を射止めようとする』気持ちと読めます。『誰よりも相手が好きである自信』です。


ですが、そう読むと、ポジション1「恋人R」やポジション3「星」に違和感が出ます。「戦車」は”ワーカホリック”のときによく出てきますし、『理想の男性像』といった象意から考えられる『カッコつける』という意味がでます。ここで、 ポジション4、彼側の「星」は『理想的女性像』を示すもので女性の容姿を決定しますし、彼の一目惚れがまずあったのではないかと推察します。ただ、「星」は地上にいる我々から手が届かないものではあり、遠くにおいて見つめる相手でもあるのでしょう。


また「星」は『希望と夢』を顕す未来を見つめるカードであることを考えますと・・彼は心の奥では、いつの日かおぽさんへアプローチしたい感情を持っています。ただ、過去に恋愛で傷ついた経験もあって、また今は彼自身が成し遂げたい仕事上の展望もあって、だからおぽさんに対して言動がちぐはぐになってしまうのでしょう。

李々佳・・縷々綿々

占い師:李々佳のあれこれ雑記・・・ どこへいくかわからない散漫な話ですが、目に留めていただけたら嬉しいです。 「リーディングケース」では今までの実占例をご覧になれます。

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