気になる素振りpart2・・今のふたり

リーディングケースにご応募いただいたものです。

おぽさま 占日時2020/08/16

ふたりの占日時における状態をポジション1が顕します。


おぽさん側であり、おぽさんの状態や彼への姿勢をも示しているメインカードは「法皇R」、「法皇」は”組織”のカード、組織内の人間関係を示します。更に絞ればそのなかでも親と子、上司と部下というように目上目下の関係性を示すものです。神の声を民に届ける仲介役が「法皇」で、”教師”のカードともいえます。


また「法皇」は『伝統と義務』を第一義とするもので、『形式』に関わるカードです。「法皇」がアップライトで出る場合、そのふたりは互いにリスペクトしあう関係性だけれど『線引』があり、『組織の人間関係』を逸脱しない、つまり『男女の特別感がない』状態ともいえるのです。ここではリバースに示されているのですから、「法皇R」の象意でもある『周囲の噂を気にする』という意味も含んでいます。


おぽさんと彼は組織内の関係性ながら、社内恋愛においては当然の意識ともいえる少し周囲を憚るような親密さがあったりするのでしょう。


同じポジションの2枚のカードは反応しあいますからサブカードをみていきましょう。彼側のカード、彼の姿勢を示すカードは「恋人R」ですね。


ワンオラクルは「恋人」。ロマンスのカードです。水星が支配するコミュニケーションに関わるものです。この問題(占的)が恋に関わることを示唆して出てきていると解釈します。ところが、展開の中で彼の姿勢として「恋人R」ですね。彼が「恋人」で示される要素をうまく使えていない状態であることを意味しています。彼の、以前はおぽさんと『親しく交流』したにも関わらず今は時折素っ気なさを見せる、その状態を指して出ているのです。


また、「恋人R」は『三角関係』を意味しますが、彼の持つ他のカードを鑑みて他の助成は浮かびませんので、これは『他人の干渉』という意味での『三角関係』と捉えられます。この観点は、前述の「法皇R」;『他人の噂を気にする』と似通いますね。


ところが、やはり周囲の要素ポジション4を鑑みても、おぽさんと彼のことを誰も何も噂していないことは明らかです。


ここで以上のことから浮かび上がるのは、後述する互いへの気持ちと裏腹に、ふたりとも相手を意識するあまり、彼はおぽさんに素っ気ない態度をとりがちで、おぽさんはそんな彼に大げさに言えば『はしごを外された』ような感覚を覚えて『不満』のある状態・・といいますか、戸惑う状態なのではないでしょうか。「法皇」はアップライトで『目をかける』という意味がありますから。


ひとの気持ちは見えませんからカードに聞くのですが、今解釈したポジション1はその姿勢を示すところであり、外界に表現/発現されているものですね。ふたりには、ワンオラクルが示すように『ロマンスの可能性』があるにもかかわらず、意識するがゆえに互いに近づきにくくなっているのでしょう。

李々佳・・縷々綿々

占い師:李々佳のあれこれ雑記・・・ どこへいくかわからない散漫な話ですが、目に留めていただけたら嬉しいです。 「リーディングケース」では今までの実占例をご覧になれます。

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