cafe音猫にてプーさんと遊ぶ


約束の日曜日は雨予報、色づき始めた山の木々にそぼ降る雨も情緒的なのではないかと楽しみにしていました。F子ちゃん運転で訪ねたのは「 cafe音猫」。


雑誌にも取り上げられている、自家栽培の野菜やフェアトレードのコーヒー豆使用などのこだわりのある、自然派カフェです。彼女の学生時代のご友人が移住してcafeを開いて2年になるのだそうです。彼女とのお喋りで、音猫ママのことを教えてもらいました。栃木県足利市でお母さまと4匹の保護猫出身の猫さんたちと暮らしているんですって、それはもう行きたい、連れて行って!という経緯です。


ご縁が重なって訪れたその場所で、心がゆるりほどけるような時間を過ごしました。山道を進む車の窓から、赤や黄色が混じり始めた木々が見えました。 澄んだ空気に深呼吸をひとつ。30年来の友人F子ちゃんですが、このところそれぞれに疲れがたまる日々だったようでした。今日を楽しみにしてた!と言えば私も!と彼女が応じてくれて、笑いながら目的地の「cafe音猫」へ向かいます。 


このお店の店主さんは、彼女の学生時代の部活仲間です。ご主人のいるところやcafeオープン前の保護猫活動をしていた場所との多拠点生活で、自家栽培にも、保護猫活動にも意欲的です。お店で3人でお喋りする中で話してくれた、今後の目標もやりたいことも明確です。すごいなぁ、移住や田舎暮らし、憧れて考えることはあってもこの実行力、尊敬します。目がきらきらとしている彼女、いきいきしてとても素敵! F子ちゃんも彼女はいったいいつ寝ているのだろう、と話していました。


山が迫る場所に建つ一軒の本当に普通のお家。夫の実家辺りの景色にも似て、扉を開けた瞬間からどこか懐かしい空気を感じました。猫が歩いていないか注意して駐車します。 店内にはやさしい音楽が流れ、店主さんが笑顔で迎えてくれます。花柄の箪笥、大理石柄の座卓、昭和のリビングの優しい懐かしい雰囲気のインテリアのそこここに、猫の置物が沢山散りばめられていて、いやぁ、居心地がよくてですね、すっかり長いしてしまいました。


いただいたスパイスカレーは、黄金色のライスと彩り豊かな野菜がまるで秋の景色のよう。今日から始めたの、という食後のお汁粉は、お餅の香ばしさとあずきの甘さが心にしみる味でした。 添えられたナッツや塩昆布にも、店主さんの丁寧な心遣いが感じられます。 


そして何より心を癒してくれたのは、5歳の黒猫、プーさんが遊んでくれたこと。他にパンチ、チビ、くろがいるのですが、プーさんは地域猫だった期間がいちばん短くて、家の中に居ることも多いのだとか。(その後チビちゃんも来てくれたのですがママが大好きでなかなか近寄ってくれませんでしたけども)


プーさんは、見事に艶やかな毛並み、黄金色に輝く瞳がまたビー玉のように美しいイケメンです。家に猫も飼っているF子ちゃんは流石、店主さんが差し出してくれた玩具でうまく遊ばせます。おやつを渡してもらって、私にもそっと近づいてきて、手に頬をすり寄せてくれました。 やがて、喉をゴロゴロと鳴らしてくれて、心の奥に温かな想いが満ちてきます。 


パンチは山が大好きだそうで、この雨のなかついにお顔を見ることが適いませんでしたが、秋の風と猫のぬくもりが、やさしく心を包み込む午後でした。 また紅葉が深まるころ、猫さんたちに会いに行きたいと思います。


No War Please

李々佳・・縷々綿々

占い師:李々佳のあれこれ雑記・・・ どこへいくかわからない散漫な話ですが、目に留めていただけたら嬉しいです。 「リーディングケース」では今までの実占例をご覧になれます。

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