ノリタケの森
名古屋に住む方にここがきっと楽しいと、教えてもらった『ノリタケの森』。入口すぐにあったギャラリーを訪ねます。開催されていたのは『Re:P展 ~花があるかたち~』、愛知県立瀬戸窯業高等学校で学んだ陶芸家12人の作品展です。
花のモチーフの食器やオブジェ、花を彩る花器や日常を彩る器たち・・どれも美しく品のある佇まいです。陶芸は憧れでもあって、尊敬の気持ちでひとつひとつ見ていきます。強く惹かれたのは、大場久美さん制作のオブジェ『種々相』でした。(タイトルもいいなぁ、すごく好き)
作家さんご本人とお会いすることができて(ちゃっかり写真もお願いして)、伺えば、作家さんのイメージにあった植物なんですって。壁掛けになったもの、横置きになったもの、その名の通り様々な”相”を見せる置物は、光に溶け込むような色を湛えて確かな存在感です。手にとれば、その掌におさまる重みと触感がなんだかしっくりしたんです。
これは連れ帰るしかありません。種から葉が空に向かって伸びゆくような『個』を選びました。空洞になっていますが、内側はコーティングされていないとのことで、花器ではなく、オブジェとして身近に置きたいと思います♬
残暑厳しいこの日でしたが、赤煉瓦の建物に生える緑は眩しくて、時折抜ける風に少しだけ秋を感じます。カフェやレストランの雰囲気を堪能して、ショップであれこれウィンドウショッピング。ギャラリーでオールドノリタケにため息つきつつ、陶器の制作過程を見学しました。絵付け体験ができるそうですから、次回は時間とデザインを用意して、また訪れたいと思います。
No War Please
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