蓮と風鈴と/新潟白山神社
新潟2日めは観光案内所で教えてもらった、『新潟市観光循環バス』に乗ることにしました。降りるスポットを迷いつつ、①『白山神社』で蓮祭り、風鈴祭りを観る、②新潟市水族館『マリンピア日本海』でイルカショー、③『旧小沢家住宅』で古い建物探訪 or ③’『歴史博物館』で新潟の歴史を学ぶ、④港町の観光市場、『ピア万代』で買い食いとお土産購入・・・これでいこうかと。
時折強く吹き付ける風、あいにくの雨模様です。まぁ、降水確率70%だった1日めが奇跡的に腫れてくれたんだから、翌日の雨はOK,許しちゃいます。第①のスポットは白山神社です。
茅の輪をくぐり、紫陽花で埋められた手水鉢を楽しんで、境内から脇に入った蓮池に到着。雨模様の蓮池は、期待していたよりも小規模に感じます。でも池の周りを歩いてみると、蓮の背丈が私よりも高く、鬱蒼と折り重なる蓮の葉と、店に向かってすっと伸びた茎の先に未だ緑が濃い蕾、ぽつぽつと開いた花は大輪です。蓮池の周りはこの世と隔絶したような、幽遠な空気に満ちています。美しい!
看板に、『奇跡のハス』とあります。曰く・・中尊寺金色堂に安置される、奥州藤原氏四代目泰衡の供養の品のひとつとして発見された蓮の種。それが中尊寺内にも白山神社がある縁から、ここ新潟白山神社にもその種が植えられたそうです。(奥州藤原氏といえば、鎌倉殿の13人で秀衡役;田中泯さんが印象深いです)へぇぇ、平安~鎌倉の世の種が時空を超えてここにあるってこと・・やはり蓮は神秘的です。
蓮池に遊んだ後、本殿へ進む石畳を歩けば、邪気を祓う風鈴の音色が聴こえてきました。提灯の下に、手水鉢の後ろに、境内の広場にたくさん吊るされた風鈴(いくつなのか、パンフレットを探しても数字はありませんでしたが)が、風の強弱で音楽を奏でるかのように涼し気な音を響かせます。港町らしく海の生き物を象ったものや、モモやスイカ、夏の果物を模したもの、雨の日にぴったりのテルテル坊主の形の風鈴・・目にも楽しくその風情に癒されます。短冊をもらって、願いごとを吊るしました♬
本殿脇の通路を抜けると、小さな神社が点在しています。金運up、厄除け、美容に効果がある神様、安産/子宝/夫婦円満・・せっかくなのでご利益を受けようとひとめぐりしました。その道に設えてあったのは、メロディ風鈴。順番に触れれば、♬きらきら星♬と♬かえるの合唱♬が演奏できちゃいます。わ、楽しい。ピアノの鍵盤のように音階に並んでいる風鈴も。こちらは私には無理なので、ストリートピアノを演奏するみたいに誰か有志はいないかなとしばらく待っていました。蚊に刺されちゃいました。(あれ、運気upしたはずだったけど)
No War Please
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