摂田屋
醸造の町、長岡市摂田屋を歩きました。
良質な地下水という好条件を備えて室町時代から続く酒蔵は、戦災を逃れ、古き良き佇まいを今に伝えます。有形文化財にもなっている明治・大正の建物は、ノスタルジーを湛えて、いつかここに訪れたような錯覚を覚えました。
旧機那サフラン酒本舗には、美しい鏝絵蔵があります。左官屋さんが鏝で盛り上げて描く装飾はとても凝っています。土蔵の床下穴の取っ手は酒瓶を象っていて、昭和6年に建てられたままという母屋のガラス窓には魔除けの猪目模様が施され、その繊細で優雅な意匠は見事なものでした。
夏酒の時期を報せる杉玉の色
味噌屋さんからはいい香り
No War Please
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