夫の本心part5・・未来予想

このままいけば・・といった、未来予想に入っていきましょう。 


ふたりのキーカードであり、直近の未来に『拝金主義』という意味もある、「フールR」が示されています。 「フール」はアップライトで『自由と冒険』を第一義とし、『無責任』なカードともいえます。リバースに示されて、『大人が、自分の天井を決めるがために前に踏み出せない』といった意味になります。  


依頼文にもあるように、教育資金であるとか、家族の経済のために、といった側面が大きいこともあるでしょうけれども、 ご主人との仲に右往左往する心情をどうにかごまかしつつ、ふたりが別れることは選べない という意味で示されたものと考えます。  


続くカードは、「法皇R」+「悪魔R」ですね。

 「フールR」は、彼にも影響しますから、彼もまた、ひとりで孤独を抱えながら(それはもちろんそれを何とかしようとしない彼の責任でもあるのです)、子どものために仕方がないと割り切るのだと思います。 『目覚め』『屈託から抜け出す』という意味を持つように、彼は、ひきこもってばかりいる自分を見つめなおし、『結婚生活を是正』すべく、努力をし始めようとする傾向が出ています。


 時期にして9月半ば~10月にかけてといったところでしょうか。 ところが、そのとき、ミチコさんの状態は「法皇R」というカードで示されています。 『形式的な』『保身、世間体』といった意味で出ており、ふたりの関係は形骸化したものではあるけれど、それも仕方ないか、とミチコさんがマイナス方向で納得してしまうがために、彼の『結婚生活を是正する』姿勢・・具体的には彼がその心の中を打ち明けたいような態度を見せたり・・にきっと気づかないのでしょう。


最終イメージは「節制」+「裁判の女神R」です。 『良妻賢母』のカード「節制」は、『穏やかな日常』を顕します。ミチコさんはその手前のカード「法皇R」が示すように、動機は『世間体があるし』とか『夫婦とは形式的なものでもあるのかもしれない』とか『親としての責任』といった考えに拠るかもしれませんが、 「節制」が意味するところの、 現状をありのままに『受け入れて』、日常を『穏やかに』過ごすことを選ぶのでしょう。


 サブカードの「裁判の女神R」は、その穏やかな日常のなかには、夫婦互いに互いの価値観を見つめあおうとしない、ぎくしゃくした感じが隠されてもいる様子です。 ここをなくすためには、現状に戻って、現状を顕すカードを見つめなおす必要があります。  


彼の過去の女性関係は、もしあったのだとしても終わっていることでもあり、それに傷つくのはナンセンスかもしれないといった視点を持っていただくこと、 また、彼がミチコさんにきちんと反応しないのは、もしかすると母と娘たちの輪に自分が入れないと思いこんでしまっているせいかもしれないので、娘さんたちの前でも父親をたてる表現を少しずつしていくこと、 そういった努力が必要でしょう。

李々佳・・縷々綿々

占い師:李々佳のあれこれ雑記・・・ どこへいくかわからない散漫な話ですが、目に留めていただけたら嬉しいです。 「リーディングケース」では今までの実占例をご覧になれます。

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