曖昧な関係?part2・・彼の気持ち

今回のケースは、リーディングケースにご応募いただいたものです。

ゆりかさま 占日時 2017/08/11

彼側のカードを読んでいきます。


彼の心境のポジション、深層心理に人物像のない「運命の輪R」、その上に顕在意識として「悪魔」が選ばれています。そして、彼の状態を示すカードに『距離』を顕す「タワー」が出ています。彼が遠く海外赴任しているのですから、当然出るべくして出たものともいえますね。


ただ、彼はそれをどう捉えているのかといえば、「タワー」には、『ショック』という意味がありますから、彼はゆりかさんと遠く離れていることをよしとしていないとも考えられます。


顕在意識の「悪魔」は、『男女の縁』を示すものです。彼の『(ゆりかさんに)触れたい、抱きしめたい』という感情を指して選ばれています。

「悪魔」は『欲望』の象徴であり、”不倫成就”のカードです。彼女も彼も婚姻関係を持っていないので、表現としては不適切ですが、『秘密の恋』という象意を鑑みると、彼は、ステディな彼女には『秘密で』、『(秘密であればこそ)ゆりかさんに執着する』気持ちを持っていることを顕しています。

また、「悪魔」は『企み』という象意を持ち、漢字一文字を充てる場合『体』という字が選ばれます。彼は、ゆりかさんとの『男女の縁/男女関係』を欲しています。


深層心理に選ばれている「運命の輪R」。人物像のないところから、彼は、ゆりかさんに対し、そもそもひとめぼれのような、抗えない力で彼の心がゆりかさんに持っていかれてしまった過去があることを示しています。

それが今は逆転した状態となっていて、この場合、彼の心の中で過去の感情が自然と繰り返されていることを示しています。

具体的には、ゆりかさんと会えない状況に在るし、自分には彼女もいるのでゆりかさんには連絡ができないけれど、またチャンスが有るならゆりかさんと関係を持ちたいという心情が浮かびます。


また、彼の背景には「法皇R」が示されています。

『宗教的儀式』を示し。『伝統と義務』を第一義とする、”社会と折り合う”ことを象徴するものです。私としては、第4の結婚のカードと捉えます。

リバースに示されて『世間へのレジスタンス』を意味します。

彼は、決まっている相手との『形式的』な状態に対し、(身勝手ながらも)抗いたい状況があるのでしょう。


彼は、ゆりかさんを女性として好きです。ですが、その恋心は、本命の彼女に隠れた秘密の恋を前提としているものでしょう。

李々佳・・縷々綿々

占い師:李々佳のあれこれ雑記・・・ どこへいくかわからない散漫な話ですが、目に留めていただけたら嬉しいです。 「リーディングケース」では今までの実占例をご覧になれます。

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