不倫を超えてpart3・・彼女側のカード

今回のケースは、リーディングケースにご応募いただいたものです。
Nanaseさま 占日時 20170716
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不倫を超えてpart1・・占断データ
不倫を超えてpart2・・彼側のカード
不倫を超えてpart3・・彼女側のカード

次に、Nanaseさん側の現状のカードをみていきましょう。

まず、彼を読んだときと同様に心理状態をみていきます。
深層心理に「裁判の女神」、顕在意識に「運命の輪R」が選ばれています。

「裁判の女神」は、リバースになっていわゆる不倫イメージのカードになります。
天秤座のカードで、天秤を手にしています。
リバースになって均衡が崩れる関係性を示します。

既婚者が持つ場合、自分の婚姻関係も崩しはしないけれど、恋人である不倫相手とも続けていきたい場合にリバースで出る、少しずるいともいえる心境を指します。

(ちなみに、不倫関係でシングルが持つと、『愛人でいいの』といった心境を指します)

このカードがアップライトに出ているということは、
彼の「皇帝」と同じく、
Nanaseさんは彼と不倫関係のままではなく、正式に(社会に認められた)婚姻関係を結びたいというお気持ちをベースに持っている、と解釈できます。

また、『お似合いの二人』という象意をも持つこのカード、Nanaseさんの依頼文の中にあったように、
自分と相手の価値観が釣り合っている、と感じるお気持ちもこのカードが示しています。

さて、顕在意識として示された「運命の輪R」が、このカードを抑えています(カードの上下関係)。
「運命の輪」には、人物像がありません。
Nanaseさんの心境を顕すポジション2には、Nanaseさんが投影される人物像があって然るべきポジションなのに、です。
『すれ違い』という意味で出ています。また、心境に示されてこのカードは『またか』というような感情を顕します。

人物像がない・・・誰のせいでもないことを顕します。
言ってみれば運が悪くてすれ違いになってしまったことを残念に思い、
ですが、逆になろうが輪は切れないところから、彼との縁はなかなか切れないものの、むしろ断ち切った方が楽になるのではないかと、会えない状況を嘆く感情だと思います。

Nanaseさんは、(価値観などが良く似合って互いに互いを必要とするために)彼と結婚したい(社会的にも認められたい)気持ちをきちんと持ちながらも、
表層の心情、自覚の強いところでは、
ふたりの距離ができてしまったことを辛く捉え、まだまだ結婚できるタイミングではない、といった感情と、
また、もしかしたら過去にも彼のご家族のことでNanaseさんがジェラシーを感じたことがあり、それが繰り返されているようでもあります。

ふたりの、感情を並べてみますと、
互いに共通の意識・・・ゆくゆくは真剣に離婚、再婚を考えていることが示されました。
Nanaseさんは、それに加えて現在を嘆くお気持ちがあるとカードは語っています。

Nanaseさんの背景には「節制R」が出ていて、
健康状態が少しよくないか、働いているならその人間関係が、或はご家族との関係性なのか、日常生活で滞りが起きている様子です。

日常あっての非日常(ニアイコール不倫関係)であるとすれば、
日常に不満が生じてしまうと、非日常にも悪影響を及ぼす場合があります。

ここは、カードの警告と捉えて、日常生活を淡々とスムーズに進めようとする意志が大切といえます。

さて、Nanaseさんの彼への姿勢は『マンネリ化』という意味で示されただろう「太陽R」。
彼のメールに対し、Nanaseさんは少し前から返信をしていないということですね。
彼の想いや態度に対し、少々のんびりしているといえそうです。

気持ちは苦しいのにのんびり?と思うかもしれませんが。

表現はよくないのですが、「太陽」が、『堂々とした姿勢』を意味しますし、
不倫関係である以上、このカードはアップライトではあり得ないのですが、
彼の片思い状態に対して、Nanaseさんがそれを躱しているイメージがあります。

具体的な現実と照応させれば、
彼のメールに対し返信をしないことは、Nanaseさんが素直ではないといいますか、本来のスタンスではないという意味です。
(「太陽」は、『自我』を象徴する星;太陽が支配するカードです)

ここまでが現状のカード解説です。
次に、ポジション5の「審判」と、ワンオラクルでの「審判R」について言及し、
その後未来予想に入ります。

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不倫を超えてpart3・・彼女側のカード

李々佳・・縷々綿々

占い師:李々佳のあれこれ雑記・・・ どこへいくかわからない散漫な話ですが、目に留めていただけたら嬉しいです。 「リーディングケース」では今までの実占例をご覧になれます。

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