怪談
母は、くまのプーさんのキャラクター;イーヨーの縫いぐるみをとても気に入っているのですが、
今日、車椅子からベッドに自分が移った後、私が母にタオルケットをかけると、
「この子、寒くないかしら?」と、横に寝かせたイーヨーの心配をします。
「それは縫いぐるみだから…(寒暖を感じる神経はないわよ)」と言いかけて、
母の顔を見ると、私の目を見つめて次の言葉を待っている様子です。
ひと呼吸おいてから、
「そうだね、今日は過ごしやすいとは思うけど、夕方だものね。それに寝ているんだから寒いかも。」と言い直し、母がお気に入りの花柄パイピングのついたピンクのバスタオルと同じブランドの、女の子と花が美しくプリントされたハンドタオルを、彼にそっとかぶせました。
ふと、思いついて、「ねえ、お母さんはその子をなんて呼んでいるの?その子、なんて名前なの?」と聞いてみると、即答で「名前はないのよ」と言いました。母にとって、イーヨーは、時には小さな頃の姉や私や弟、時には孫、時には友人なのかもしれません。だから、彼女のこともあるはずで、その証拠なのか、母は、以前の病院で姉と作ったビーズを通したブレスレットをイーヨーの手(足というのか?)や、耳に飾ったりしています。さすがお母さんお洒落な使い方ね、と思ったのは、額の部分にこう、今流行りなカンジでヘアバンドにしていること。・・・ロバですから鼻が突き出ているわけで、まあ、鼻輪といえなくもない・・--;
リビングで皆さんと摂る食事の時も、ホールで2,3のユニットと合同で行う音楽療法や作業療法といったリハビリにも、車椅子の傍らに、イーヨーは乗せられています。よく、抱きかかえては愛おしそうに撫でたり、そのしっぽを掴んだり。気づくとその鬣を引っ張っていることが多く、「ちぎれちゃうわよ」と私が言うと、母は、ちょっと怖い(?)ことを言いました。
「そろそろ切らないと」「どんどんどんどん伸びるのよ」
今日、車椅子からベッドに自分が移った後、私が母にタオルケットをかけると、
「この子、寒くないかしら?」と、横に寝かせたイーヨーの心配をします。
「それは縫いぐるみだから…(寒暖を感じる神経はないわよ)」と言いかけて、
母の顔を見ると、私の目を見つめて次の言葉を待っている様子です。
ひと呼吸おいてから、
「そうだね、今日は過ごしやすいとは思うけど、夕方だものね。それに寝ているんだから寒いかも。」と言い直し、母がお気に入りの花柄パイピングのついたピンクのバスタオルと同じブランドの、女の子と花が美しくプリントされたハンドタオルを、彼にそっとかぶせました。
ふと、思いついて、「ねえ、お母さんはその子をなんて呼んでいるの?その子、なんて名前なの?」と聞いてみると、即答で「名前はないのよ」と言いました。母にとって、イーヨーは、時には小さな頃の姉や私や弟、時には孫、時には友人なのかもしれません。だから、彼女のこともあるはずで、その証拠なのか、母は、以前の病院で姉と作ったビーズを通したブレスレットをイーヨーの手(足というのか?)や、耳に飾ったりしています。さすがお母さんお洒落な使い方ね、と思ったのは、額の部分にこう、今流行りなカンジでヘアバンドにしていること。・・・ロバですから鼻が突き出ているわけで、まあ、鼻輪といえなくもない・・--;
リビングで皆さんと摂る食事の時も、ホールで2,3のユニットと合同で行う音楽療法や作業療法といったリハビリにも、車椅子の傍らに、イーヨーは乗せられています。よく、抱きかかえては愛おしそうに撫でたり、そのしっぽを掴んだり。気づくとその鬣を引っ張っていることが多く、「ちぎれちゃうわよ」と私が言うと、母は、ちょっと怖い(?)ことを言いました。
「そろそろ切らないと」「どんどんどんどん伸びるのよ」
肝心な彼を撮るのを忘れました。後でアップしておきます。
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