白い冬へ
今日会ったお客様が、黒いタートルにビーズのついた赤いカーディガンを着ていらした。
クリスマスの雰囲気ですね、と私が言った。
「家の庭になったものなの」と、差し出された袋には、さくらんぼのように繋がった可愛いみかんと、
切ってみたら種なしのものもあった柿が。
実りの秋が、冬になっていく今を感じた。
「なるべく形のいいものを持ってきたけれど、味はどうかしら」と言われたが、
柿は、私が好む固めのときでしゃきしゃきと甘く、みかんはほど良い酸味があって爽やかだった。
他に、ブルーベリーやキウイも植わっているそうだ。
ほとんど鳥の餌になってしまうの、だから、もらって頂戴と。
果樹園のようですね。
おうちに、実のなる木があるって、いいなあ。
小さい頃、家の庭には、気紛れな夢をみて蒔いた柿の種。
何年かで50cmほどの苗木になったけど、引越しなどで忘れてしまっていた。
あの、柿の木はどうしただろう。
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