イタリア土産

ヴェネツィアン・グラス製の珈琲カップ。
ウチの平成生まれの年かさのほうが、1週間イタリアへ出かけて
買ってきました。
彼の資金力では、その店で一番安価なものしか求められなかった、
とのことですが、

コバルトが混ざるこの青色は、見るに飽きない美しさで、
いつも以上に丁寧に淹れた珈琲を飲むときの、器の縁は薄く硬く
それでいて暖かい質感があり、そっと弾いてみれば、
大袈裟ながら行ったことがない外国の風が吹くように感じました。
目、耳、触感を満足させる優秀さです。
飲み干して光を透けさせるその姿をうっとりと眺めました。

飲んだら細心の注意を払って器を洗って拭っておけ、との指示を受けて、
元来が粗忽な私は緊張してしまいましたが、
無事に食器棚の特別席に収めることができほっとしました。

珈琲タイムが楽しみになる美しいカップ、
暮らしのなかのちょっといい贅沢をありがと。


李々佳・・縷々綿々

占い師:李々佳のあれこれ雑記・・・ どこへいくかわからない散漫な話ですが、目に留めていただけたら嬉しいです。 「リーディングケース」では今までの実占例をご覧になれます。

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