人生は戦いなり

クリムト展を観ました。
金箔の多用と奥行き感のない独特な絵画、或いはフリーズと呼ばれる壁画、
その官能的な表現に美しさと漂う死の香りに、魅了され続けています。

この展覧会のテーマは『黄金の騎士をめぐる物語』とされています。
ウィーン大学大講堂の天井画を巡っての大論争・・
『哲学』『医学』『法学』から成る三部作は、そのセンセーショナルな表現が、
当時の人々に受け入れられず、厳しい批判に晒されます。

傷心のクリムトが、芸術上の孤独な戦いに挑む姿勢として描かれた『黄金の騎士』・・正式タイトルを『人生は戦いなり』といいます。
置かれた状況を映し出す、『黄金の騎士』はクリムト自身だったのでしょうね。

展示室を丁寧に観てまわり、その甘美な世界に浸ってきました。

物販コーナーで画集を選んでいて、“黄金の騎士カレー”を見つけて、ちょっとびっくりしました。



李々佳・・縷々綿々

占い師:李々佳のあれこれ雑記・・・ どこへいくかわからない散漫な話ですが、目に留めていただけたら嬉しいです。 「リーディングケース」では今までの実占例をご覧になれます。

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