誕生日に

思い馳せる一曲に、ユーミンの“Happy Birthday to You~ヴィーナスの誕生”があります。
「セカンドバースデイ」がテーマとなったアルバム「DAWN PURPLE(1991年)」の一曲めです。
低いピアノのパルスで幕を開けるこの曲・・男性コーラスに久保田利伸、印象的なメロディが繰り返され、歌が迫ってくるような、緊張して息を詰めてしまいそうな、この曲にはとてもドラマティックさを感じます。

アルバムタイトルにある「PURPLE」は、胎児が出産時に感じるという「紫」の色、夜明け前の空の「紫」;「人間が初めに見る色」を意味するそうです。

ひすいこたろうさんの本で一読し、ああそうなのか、ああそうだよね、と深く感じ入ったものなのですが、誕生の瞬間に受ける苦痛は凄まじいのだそうです;狭い産道を通って生まれてくる。約1.5トンもの圧力が体にかかるのだそうです(バーストラウマっていうんですって)。
その後、もちろんひすいさんの解釈が続くわけですが、

ああ、そうか、私たちは誕生の瞬間に究極の辛い状況を潜り抜けているんだと。
それなら、人生にどんな辛いことが起こるとしても、
それを乗り越えることは既に経験しているといえるんですね!!!! 
・・・と、 私の心の奥にすとん、と収まったのでした。

“Happy Birthday to You~ヴィーナスの誕生”は、誕生を母となる強い・・強くなっていく女性の立場から書かれたリリックではありますが、そうさせるのは生命の偉大さなのだとも思います。
もちろんそこも書かれていますけれど。
(だから、母にも父にも感謝の思いが溢れますね、生命を継いできたこの星の偉大さにも)


李々佳・・縷々綿々

占い師:李々佳のあれこれ雑記・・・ どこへいくかわからない散漫な話ですが、目に留めていただけたら嬉しいです。 「リーディングケース」では今までの実占例をご覧になれます。

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