No Violence


通院の日でした。採血室の前の掲示板に、こんなポスターが。
へえ、私は注射の痛みってそんなに感じない鈍さで、
具合の悪いときは血管が皮膚から浮き出ない感じになるんですけど、
そうなると手の甲から採ったりするのも、そんなに怖くはない。

だけど、痛い!ってクレームになっちゃうこともあるのかなあ。
暴れちゃう人もあるの?・・・いやまさか。

でもこのポスター。
これ、いいなあ、うちの壁に貼っておきたい。


5~6年前、ウチの子どもたち*が尖ったナイフ(笑)のような時代、
*注)特に兄、主に兄、ほとんど兄
「うるせえ」「く○ババア」「黙ってろ」などなど・・暴言激しく、
自分もさぞ痛いだろうに、グーで壁を殴ったり、蹴り上げた膝でドアにも八つ当たり。
まったくもう、何がそんなに彼を苛立たせるのか・・
ため息をつきながら、家の壁穴をカレンダーで隠したりしましたねえ。

おかげさまで、今は落ち着いて、私にも優しさを表現することもしてくれます。

「あの時、このポスターで穴を補修すればよかったな」と、
一種懐かしくあの時代を振り返る気持ちで眺めたのです。
私の心痛もそれはそれは大変だったけど、今に思えば笑い話になりましたから。

ああ、でも、もし貼ったなら「なんの嫌味だ!」と、またひと暴れだったかもねえ。


子供から大人への過渡期ですから。
今まで親や大人の言うことに何の疑問も持たなかったけど、現実にも彼なりの判断をしていく中で
少しずつ言われてきたことの「嘘」に反発を覚えるのか。
「嘘」じゃないんですけどね。言ってみれば「矛盾」。

世の中には正しいことばかりではないし、人間いつも間違わないわけじゃない。
でも、あなたが正しくあろうとすること、考えることが、いつか世の中をもいい方向へ導く力になる。

ですがいかんせん、そんなことを胸を張っていえるだけの、立派な心がけで私が常にいられるわけでもないし、元々の性格やレベルにも無理があります。
その頃はまだ若くもあって、むきになるしねえ。

振り返るならば、私も、彼の反抗に「暴言」をもって対応してしまっていましたね。

やっぱり、No Violence ですね。

李々佳・・縷々綿々

占い師:李々佳のあれこれ雑記・・・ どこへいくかわからない散漫な話ですが、目に留めていただけたら嬉しいです。 「リーディングケース」では今までの実占例をご覧になれます。

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