桃の木畑
結構重量のありそうなサンダルがぽつんと道路に片方飛ばされているという、うなる風の強い日、
桃畑で幼稚園帰りの親子連れに会いました。
枝を揺さぶられる風にも、花びらを散らすことなく、濃いピンクの花々は逞しくそして美しい。
私は写真を撮っていて、そのお母さんが思わず、というふうに「うわあ、○○ちゃん、奇麗ねえ」と感嘆したときに
ちょうど目と目が合いました。
桃の木々の圧倒的美しさに3人の時間が共有される感覚。
桃の木は80本ほどで、それが2区画。見事な満開でした。
しばらく、3人で見とれていましたが、女の子が「じゃあまたね」と言って、それは魅力的に微笑みました。
まるでその女の子が桃の精のように見えました。
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