双子座流星群

2013年の双子座流星群極大時は、12/14、15：00でしたので、
日本では13日と14日の夜が最も観測に適していました。

私は双子座生まれでもあり、この流星群は特に気にしているはずで、
プロフィールの趣味欄には、堂々と流星群観望　と挙げているのに・・・
プロフィール欄には、流星群観望希望　と変えた方がいいのかもしれないですね--;;

この流星群には思い出があって、ゆえに思い入れがあります。

ひとつには、大好きな人と見に行けたずっとずっと前のこと。
私が追いかける恋だったのですが、そのデートの提案に彼はまあいいか、と頷いてくれました。
凍える寒さの中、街の光の届かない場所を探して（その当時ナビもなく）車を飛ばし、
2時間くらい肩を寄せ合って流れ星を見上げました。
生憎、その年は曇り空で、星の光はぼんやりとした印象でした・・・・はるか昔の記憶だからなのかな。
普段、当時の私にクール過ぎる彼が、ポケットの中で手を繋いでくれた時に、
冷たい手を顔にあててふざけ合ったことに、どきどきし、
星のきらめきよりもロマンティックで大切な時間でした。

いやあ、この年になって気恥ずかしいお話ですが。

次のエピソードは、結婚後、たぶん夫と喧嘩して、
勢いで高速を飛ばし、行き当たりばったりにインターを降りて、
小高い丘の公園でこの流星群を眺めました。
周りにはカップルが何組かいて、ちょっと居心地が微妙でしたので、帰ることにしましたが、
帰宅途中の高速で極大時を迎えたようで、
月の明るさが邪魔にならないとか、数量的にも多かったとか、条件も良い年だったのでしょう。
まるでフロントガラスに刺さるように降る星に、ただ圧倒されて、願い事を言う暇もなく。
この神秘に畏怖の念さえ憶えました。
自分たちの存在など小さなことに気づかされ、それでもこの宇宙に生かされている存在価値を気づかされ、
とても勇気づけられたのでした。

あのふたつの景色は、今でも私の心の中で褪せていません。