「恋人R」から「フール」への転換・・・『異動問題』part1
今回は、数日の間で結果が大きく変わったケースです。それぞれのリーディングをしていきます。
---目次---
彼は、フランチャイズの店舗を幾つも束ねるエリアマネージャーです。 彼はその機転が利き、細やかでかつ大胆な仕事ぶりから、店舗から大変に評判がよく彼が所属する支社では、なくてはならない人物と目されています。彼はこの支社に在って5年間、その辣腕をふるってきて、もう「するべきことはすべてした」との達成感と少しの疲労を抱えていました。
そろそろ、次のステージへ。本社へ行きたい。
私は、彼の仕事上の人間関係について折々に占ってきました。
その中で、彼の栄転となる本社異動の機運も高まっていたのです。
彼はその運気を捉えようと、上層部へ働きかけも始めて数か月、上層部も彼の異動を前向きに検討している様子でした。
ところが、ある日その運気が曇り始めます。
その日、異動問題の状況を占って、最終カードは「恋人R」;『希望の道が選べない』と出てしまいました。
後にも述べますが、支社が手掛けたプロジェクトが不首尾に終わり、事態収拾の選抜チームに彼が選ばれたことが原因でした。
ー占断データAー
ワンオラクル;節制R
P1;現状(質問の現況);デス、
P2;キーカード(対立する力)現状を如何に変え得るか;月、
P3;顕現し得る状態(顕在性の問題)どこまで到達できるか;吊るし人R、
P4;潜在的な事柄(潜在性の問題)見えない事柄;悪魔R、
P5;過去(現況の原因となる過去)何が現状に繋がるか ;タワー、
P6;未来(将来の影響力)現状の時間的変化;節制R、
P7;質問者(質問者自身)質問者の状態や心境、立場;隠者、
P8;質問者の環境(外部要因)周囲、対象となる相手;女教皇R、
P9;質問者の能力(内面感情)質問者の能力、有利か不利か;法皇R、
P10;最終結果質問への答えを象徴する;恋人R
私は基本的に、同じ占的で数日後に再びカードを繰ることを余りお勧めしません。
占いに振り回されることにもなりやすく、なにより、
タロットは現状を明らかにしてくれるものであり、占日時に顕される未来のカードは現状のカードが呼んだものです。現状を立脚点とした未来である以上、示された未来を変えたいとき、現状を受け入れた上での選択があってこそ、そこに初めて未来が変わる可能性が出てくるからです。
もちろん、質問者が数日間でも大きく自己を変えられたり、相手や周囲の状況が大きく変わった場合はその限りではありませんし、どうしても心がカードの言葉を求める場合は、カードはきっと応えます。
私は彼の依頼を受けて、この数日後に再びカードを開きます。なぜなら、展開には示されなかった突発的な事故(=依頼内容を聞く前のワンオラクル「戦車R」)が彼の身に起こったからです。彼がその出来事が異動問題に影響を与えるのでは?と考えたからこその依頼でした。
果たして、カードの様相も一変し、最終カードは「フール」。再び、異動の可能性が大きく出てきました!
ー占断データBー
ワンオラクル;戦車R
P1;現状(質問の現況);法皇R、
P2;キーカード(対立する力)現状を如何に変え得るか;審判R、
P3;顕現し得る状態(顕在性の問題)どこまで到達できるか;力、
P4;潜在的な事柄(潜在性の問題)見えない事柄;皇帝R、
P5;過去(現況の原因となる過去)何が現状に繋がるか ;タワーR、
P6;未来(将来の影響力)現状の時間的変化;女教皇、
P7;質問者(質問者自身)質問者の状態や心境、立場;星R、
P8;質問者の環境(外部要因)周囲、対象となる相手;運命の輪、
P9;質問者の能力(内面感情)質問者の能力、有利か不利か;裁判の女神R、
P10;最終結果質問への答えを象徴する;フール
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