Ⅴ.法皇 の正逆 『今彼か、元彼か』part4



彼女の最初のリーディングは元彼との復縁?ということでした。2回目で、今彼の存在を打ち明けられ、1度目の展開のポジション5;直近の未来に出ていた「審判逆」を以て、彼女に『今彼ときちんと別れないと元彼との復縁はない?』と問われます。
彼女と今彼は交際2年、結婚の話をきっかけに価値観の相違が問題となり、彼のほうから連絡を絶って半年でした。殆ど連絡を取り合わない状況で、彼女はこのまま自然消滅だろうな、と思っていました。

その日もそれぞれとの展開もしていますが、彼女の気持ちが『今彼と離れて元彼との復縁』の方向性を持っていたので、『今彼とフェードアウトか話し合うか』という二択をしています。話し合わないと後悔するというメッセージを受けて、彼女は彼に連絡をします。「話したいことがあるんだけど」
彼も自分と同様に自然消滅を考えているだろうと思っていた彼女は、彼の明るい感じの「いいよ!」という返事と、まさかの‟夜指定”に、ちょっと動揺します。
そして、約束の日に彼と過ごした後、再度、今彼とのリーディングとなりました。

お話を聞く前のワンオラクルに「審判」が選ばれて、相談相手が彼女だと知った私は、今彼との縁が固く結ばれそうなことを直感します。

占断データを再掲します。
ポジション1;(ふたりの現況)恋人と月、
ポジション2;(彼女の気持ち)太陽Rと世界、ポジション3;(彼の気持ち)女教皇と審判、
ポジション4;(それぞれの周囲の要素)フールRと悪魔R、

ポジション5;(未来に繋がるキーカード)マジシャンR、
ポジション6;(近未来)女帝と運命の輪R、
ポジション7;(最終的なふたりの状況)法皇と裁判の女神

彼女の深層心理には、元彼との展開と同じ「世界」です。でも、顕在意識に顕されているものは「太陽R」、この「太陽」というカード、私が逆位置に出てもそう悪くないとする3枚のうちの1枚です。(「女帝」、「太陽」、「世界」の順です)(もちろん前後左右のカードとの関連性、どのポジションに顕されたかで読み方は異なりますが)

そして、最終ポジション、メインカードが「法皇」です。「裁判の女神」に支えられた「法皇」と言い換えることができます。このケース、皆さんも、読んでみませんか?

次回、最終回です。

李々佳・・縷々綿々

占い師:李々佳のあれこれ雑記・・・ どこへいくかわからない散漫な話ですが、目に留めていただけたら嬉しいです。 「リーディングケース」では今までの実占例をご覧になれます。

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