『彼の女性関係は?』part2
彼女のお話は、「彼となかなか会えないし、会っても女性と電話している様子がある。彼の女性関係が心配」ということでしたが、ふたりの恋愛関係を占うこのスプレッドには、心配される女性関係も必ず(いや、占いで”必ず”なんて言えないんですけども💦)出てくるので、この展開方法を選んでいます。
この、ラブ・スプレッドの根幹は、ポジション1で示される『ふたりの現状』が、ポジション7で示される『(この展開における)ふたりの最終的な状況』に動くことであり、そこを読むことです。ポジション1⇒ポジション7 へと、カードを動画化して読むとべきだ、ということです。ハートをかたどるポジション2~6は、1⇒7 を読む要素でもあります。
ポジション1だけをみると、彼側に示された「恋人R」の示すところがなんだか心配に思えます。このカードからすぐ湧くイメージは『三角関係』ですし、彼女から提起された問題は『彼の女性関係』です。
そして、彼の心は彼女には見えません(同様に彼女の心は彼にも見えませんが)から、彼の態度に彼女の心境は影響されます。これが、ポジション1と2,3との関わりです。
(もちろん、相手の心を思いやれる心境になっていれば、1にはそのようなカードが顕されます)
彼の状態は「恋人R」で示されるところの、『気紛れさ』だったり『優柔不断』な様子が、彼女には見えているのかもしれません。ですが、3の彼の心境を考慮すれば、彼の「恋人R」を私は、彼が『恋人(=彼女)となかなか会えない』状態にあると読みます。
彼の顕在意識は「星R」;なんだかがっかりしている様子ですが、彼女に失望しているのではなく、彼女と会えないから憂鬱であると読みます。なぜなら、深層心理に「隠者」が示され、彼は彼女を『真実の愛』を以て深く愛していることが読み取れるからです。(「隠者」に描かれた人物の向きにも注目します)
また、カードというものは、逆位置に示されても、本来の(正位置の)象意を失わないものでもあります。例えば、逆位置で示されても「世界」は「世界」であり、「デス」は「デス」ということです。
ここで、逆位置に示された、彼の顕在意識「星」。彼にとって彼女は『憧れ』の美しい『理想的な女性』であり、それがリバースである場合、『まるで手が届かない遠い星になった』と、彼の心情を言い表すべきだろうと思うのです。
そして、彼の背景には「世界」が顕されており、彼が経営者だということと、彼女のお話と前回の占とを踏まえますと、彼がビジネス関係で何らかの結果を出したところか、彼がビジネスで一色になっている様子ともとれます。また、彼には、『結婚運』が顕れていると読むこともできるもので、この展開に先立ってのワンオラクルでも呼ばれたことを考えると、彼女が問題にしていること;彼の女性関係の心配は『もう考えずともよいこと』とも読むことさえもできます。
今日は、彼側についての言及でした。
次回、彼女側と全体の流れについて読んでいきます。
この展開ならこう読むのでは? というご意見・ご質問など、ぜひ、およせいただければ幸いです。
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