彼女のいる彼への想いpart4・・最終カード「デス」まで

今回のケースはブログメニュー『リーディングケース』にご応募いただいたものです。
るなさま 占日時20150202
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彼女から『彼とは終わった』という2回目のメールをもらう前、
この展開で私がイメージしたストーリーとは、
「太陽R」~「皇帝」~「デス」というメインカードの流れから、
『しばらくはっきりしない状態が続く;彼女はどうすることもできないもどかしさに苛立つところもあるままに日々を過ごすけれど、ステディな関係のない彼女にとって好ましい男性との接点が生まれるか、彼女がはっきりした自分の意志を持つ為に、彼との別れを自ら選ぶのだろう』
というものでした。

どちらかといえば、彼女にとっての男性運がある方をとっていたのですが、彼女のメールからはっきりします。この「皇帝」は、彼女の男性運というよりも、彼女の男性性を示すものが「皇帝」だったということですね。

ここでこのポジション6;サブカード「節制R」は、彼側に起こっている状態です。彼は『幼児性』を持つ為に彼女とだけではなく、同棲中の女性とも、また他の人間関係に於いてもすねている状態です。ひとへの感謝よりも、自分の不満を優先する状態です。
これは、ポジション3;彼の深層心理として示された「隠者R」が根っこになった状態であり、
つまり彼は自分が起こした三角関係であるにも関わらず、彼に起こっている状態を他人のせいにしてしまっているのです。

同時に「節制R」は、二次的に『恋愛の破綻』を意味し、彼はその前の「太陽R」で顕されるところの『家庭内のマンネリ』『でも実は幸福の種を彼が丁寧にみようとしていないこと』といった理由から、彼女との我儘な別れを切り出す経緯が顕されています。

ポジション6は近未来の状態ですが、最終ポジションに至る、彼女と彼別々の状態です。それでもポジション内で2枚のカードは呼応するので、我儘な彼に対して彼女の潔さが目立っています。

そして、最終ポジションは「デス」+「力」。
彼は流されていました。その孤独感をうずめるために彼女との関係を持ちましたが、それは彼の現実逃避であって、その場限り。彼女への思いやりを持つとか、彼女との未来を考えるゆとりを持つものではありませんでした。

それに比べて彼女は、占日時において既にその深層心理に「女教皇」という、クレバーな姿勢を持っています。『物静かな解決』という意味をも持つ「女教皇」。彼女は既に、彼の孤独さえ理解していたのです。

この別れは、彼女が選んだものなのです。だから、死と再生の象徴である「デス」を以て顕されています。

ここで、サブカード「力」ですが、メイン&サブの、カードの上下関係から、彼女が別れを選んだのは、その強い信念に拠るものであるともいえます。
また、彼女の潔い態度によって、彼には「力」が意味する『継続力』『忍耐力』が生まれたことをも意味しているように思います。彼の成長を暗示しているともいえるこの「力」が存在していれば、
この展開の先に、おふたりに何らかの接点が再び生まれることもあるのかもしれません。
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