ⅩⅦ.星/カード徒然/感性的な悩みをしない

感性的な悩みをしない/稲森和夫氏の言葉です。

そうは言っても。

「星」は、『希望と夢』を顕す”未来を見つめる”カードです。そして、『星』は、地上にいる我々から手が届かない。今ここにないのが『星』です。


今はまだ届かなくとも『星』に向かって歩いている今を肯定して(今を肯定することは、今に続く過去も肯定/受容している上に成り立ちます)『きっとそこに辿りつこう』という意識で『星』を見つめていられるなら、それが「星」をアップライトに持てているときです。


『過去を振り返ってくよくよする』ときに、「星」はリバースになって示されます。過去をくよくよ思い悩むのは、それに続いて在る今を肯定できていない状態です(今を肯定することは、今に続く過去も肯定/受容している上に成り立ちます)。であれば、必然的に今に続いて在る”未来”=「星」は、遥か彼方にあって『もう届くはずもない』と感じてしまうことでしょう。


「星」の象意には『イマジネーション』というものがありますし、また『理想』は場合によっては『きれいごと』と言われてしまうこともあるように、現実感が薄いと捉えられることもあるでしょう。ですが、今、自分が或るところからまだその「星」は目指すべき高みにあって、そこを目指したいと今も思えるなら、その『星』はやっぱり私を導いてくれるのです。


そうは言っても。

時にもう届かないのではないか、と思うことも。


『星』に向かって前を見つめていたはずなのに、どこかで後ろを振り返ってダメ出しをしているのかもしれません。ダメ出しが、反省として今この時の改善につながるならそれはとても意味があるけれど、ただ感性的に思い悩みが大きくなるなら、一度立ち止まりましょう。そして、『星』を目指して歩き始めたときの『感性』で自分を満たすことにしましょう。


「星」は変わらず目指す高みにあって、ゆく道を照らしてくれるから。


李々佳・・縷々綿々

占い師:李々佳のあれこれ雑記・・・ どこへいくかわからない散漫な話ですが、目に留めていただけたら嬉しいです。 「リーディングケース」では今までの実占例をご覧になれます。

0コメント

  • 1000 / 1000