ⅩⅩ.審判(リバース)vol.1/カード徒然

太陽は蠍座にあります。12星座にはそれぞれそれを象徴するカードがあり、蠍座と関わるカードはⅩⅩ.「審判」です。


「審判」は、永い時間軸を持つカードです。リバースに示されて「デス」と並ぶ”別れのカード”といえます。『別れ』を軸に「デス」との違いをみていくと・・


「デス」は『停止』を第一義としますから、『始まりのための別れ/終わり』です。始まりのための第一歩として『別れ』るわけで、前向きといえます。わかりやすく恋愛シーンでの別れを例にすれば、『ふたりは別れて違う道をいくことになるけど、私は振り返らない、あなたも行く道で元気で』というような、決然とした『潔さ』を顕します。


それに対して「審判」は、リバースで『別れ』を意味します。アップライトの象意が活かされないときにリバースで示されるわけですから、そもそもアップライトの象意はといえば・・墓が描かれている永遠の約束を誓うカードです~それが叶わない~『ずっと一緒にいたかったのに・・・いられなくなってしまった』という、『深い悲しみ』を伴います。

(『深い』というところが蠍座っぽいわけです)

(このカードがご相談者の感情に示されると、胸が痛くなります・・・)


もちろん、恋愛シーンだけに示されるものではなく、先日の場合は・・・

彼はどういう形は未定なままながら、新しい仕事を始めようかと考えていました。すぐに転職する必要に迫られてはいません。働き方について少し考えるところがあって、ちょうど興味を惹かれる仕事を見つけて、それには先行投資が必要で・・という経緯です。そこで、『この仕事を始めた場合(先行投資に踏み切った場合)、満足を得る状況になり得るか(先行投資の金額、現行の仕事との兼ね合いなど含みます)』という占的を立てて、ケルティッククロスで占いました。


その、『顕現しうる状態/可能性の未来』・・どこまで到達する可能性があるのかを問うポジションに出てきたのが「審判R」です。


次回に続きます。


李々佳・・縷々綿々

占い師:李々佳のあれこれ雑記・・・ どこへいくかわからない散漫な話ですが、目に留めていただけたら嬉しいです。 「リーディングケース」では今までの実占例をご覧になれます。

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