ⅩⅤ.悪魔/カード徒然
運勢をみるのに、ホロスコープスプレッド(2014.07.29『ペットロス』part1・・ホロスコープスプレッド)を用います。
あるご相談で、彼の金運として選ばれたカード、2室に出てきたカードは「悪魔」でした。『抱える』というイメージがありますから、この場合『蓄財運がある』と読みます。2室に「悪魔」が出てきますとその時期『お金が入ってくる』という結果につながりやすいということは、カードリーダーとしての経験上実感として持っています。
ですが・・彼のそもそものご相談は、仕事上で『自分に足りないものはなにか』というものでした。その質問の背景にあったものは・・・資格というよりも経験やセンスが問われる職種の彼は、新しい活躍の場を求めてフィールドを拡げようとしていました。そこで新しい組織と契約するべく選考に臨みますが、残念な結果に終わってしまった、とのことだったのです。彼が占いたかったのは、『合格しなかった理由』だったのでしょう。もちろん、そのことについては別途展開して、カードの言葉を伝えています。
セッションのなかで全体運を抑えておきましょう、として開いたのが今回のホロスコープスプレッド、その2室に「悪魔」が出てきたのです。そこで改めてこの「悪魔」を考えると、このカードの第一義は『束縛/拘束』ですから、『(お金、お金を得る活動)を動かさないことが蓄財につながる』と読めます。
ホロスコープスプレッドにおいて、彼の仕事運を示す6室には「恋人逆」、ものごとへの姿勢を顕す1室は「皇帝逆」、潜在的な敵となる事柄/心理状態をカバーする12室に「隠者逆」が出ています。
今のフィールドのままでよいのだろうか、というような『迷い』が生じてしまったのでしょう。(「恋人逆」)稼ぎ手としてのご自身を懐疑的に(「皇帝逆」)捉えすぎてしまったのでしょう。(「隠者逆」)選考の一件を深刻に捉えておられます。
別途の展開でも、選考の結果の理由は彼の能力にあるわけではなく、相手側の基準が彼の思惑と違ったのだというのがカードの言葉でした。ご自身のフィールドを拡げたい彼と、今の働き方を変えずにいることが金運アップにつながる今の彼の運勢が食い違っちゃっています。ここで運勢に従ってみる、というのも選択肢のひとつとして考えてもらえるといいな、と願ってセッションを終えました。
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