もう関われない?part5・・ふたりの環境

リーディングケースにご応募いただいたものです。

のりさま 占日時2020/03/17

ここで、読み残している現状を顕すもう一つのポジション4に触れます。質問者と相手、双方それぞれがどんな状況下にあるかを示すポジションで、通常は質問者と相手それぞれの姿勢や心情の理由が探せるところです。


カード展開においてケースバイケースに読む必要があり、このポジションにはふたりにおける過去の出来事が示されたり、また今とこれからの運気を示すこともあります。今回の場合、前者(過去の出来事)を含んだうえで後者の意味も出てきています。


「マジシャン」+「悪魔R」・・・これが何を顕しているのかというと・・

「悪魔R」は、『告白』という意味があります。「悪魔R」は『束縛からの解放』を第一義とするものです。そこから派生して、『肩の荷を下ろす』・・・『抱えていたもの、隠していたことをオープンにする』という、開放的なイメージがでます。故に『告白』(勿論愛の告白に限ったことではありません)。


「マジシャン」は、水星が支配するコミュニケーションに関わるカードです。『アクションを起こす』、『始まり』の暗示です。過去、彼がセレモニーの間にあった、出席者の間での出来事をのりさんに『告げ』ました。なぜそれが、隠していたことかといえば、父親と彼の間にでもあり、出席者たちのなか、つまり閉ざされた空間(悪魔は、鎖で囲まれた空間時間を意味します)あった微妙な空気のことを話しました。「マジシャン」が意味しているのは、それに対し、のりさんが『アクション』として、説明をつけようとされたことです。


そして、運気としてここを読むと、

その過去の出来事から一定の期間経った今、『屈託を解いて』(「悪魔R」)、新しい関係性を『始める』(「マジシャン」)べきときにあるよ、と運気の在り方をカードが教えてくれています。ところが、ポジション1に戻ってそれぞれの状態をみると、彼は『頑固』(「法皇R」)になっていて、のりさんは『過去を振り返って』(「星R」)しまっていて、ふたりとも今こそ仲直り時期であることに気づいていないのです。

李々佳・・縷々綿々

占い師:李々佳のあれこれ雑記・・・ どこへいくかわからない散漫な話ですが、目に留めていただけたら嬉しいです。 「リーディングケース」では今までの実占例をご覧になれます。

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