声優として表舞台に・・part5・・クロスの縦軸と横軸
リーディングケースにご応募いただいたものです。
舞菜さま 占日時2020/01/27
他の9枚を支える、根底のカード;ポジション4に人物像のないカード「月」がリバースです。タロットカードは肖像画で、例外的に人物像のないカードが2枚あるうちの1枚です。人為的なものが介在しない、『夜の闇』を顕すものです。これがリバースで『夜明け』の状態を示します。”明けない夜はない”ですから。
表舞台に立つことを積極的に考えなかったことが『少しずつ』明快化してきていることとを、舞菜さんは表舞台のことは漠然と捉えていたことのですが、結婚を機に表舞台に立つ意欲が形を成してきたことを示しています。このカードがメッセージしてくることは『時を待て』です。
可能性の未来として「女帝R」。対角線であるポジション4と対比させると、読み取れるイメージは、『(タイミング的に望まない)妊娠』です。前述の「月」はリバースになってそののち「太陽」が昇る。「太陽」は結婚のカードであると同時に『妊娠/出産』という意味も持ちます。現時点で結婚されているので、この時の「月R」の先に訪れるであろう「太陽」は、『妊娠』のイメージが強くなります。表舞台に目が向いているのに、妊娠してしまうことはタイミング的に望まないこともあるでしょうから、「女帝」はリバースに示されました。
次に、時間軸による事態の変化を見ていきます。過去~現在~未来が、ポジション5~1~6;「節制R」~「戦車」~「裁判の女神R」で示されました。
「節制R」、 「節制」は『日常』を意味するカードなので、ここから言えることとして、 前の事務所では(フリーランスとしては難しいことでもありますが)日々のルーティンとなるような仕事というよりも単発が多かったのかもしれませんね。
そして、結婚と事務所移籍を顕した現在の未来に夢膨らむ状態である「戦車」を経て「裁判の女神R」へと続いています。「裁判の女神」は天秤座のカードで、『バランス』を第一義とします。その前に出ている「戦車」の性質を考えると、走っていこうとする勢いが強すぎて、バランスを崩す というイメージが沸きます。
「裁判の女神R」には『両立が難しい』という意味があります。ポジション8「悪魔」を鑑みますと、これから仕事は忙しくなりそうでもあります。「裁判の女神」が出るところをみると、舞菜さんは少し完ぺき主義的なところがあるようにもみえます。家庭も仕事も完ぺきにしようとすると両立しにくくなってしまうだろうと、カードが警告しています。
さて、縦に並んだライン部分をみていきましょう。ポジション9、表舞台に立とうとする舞菜さんの能力として「フール」が示されました。傍証として開いている、ホロスコープスプレッドの仕事運を示す6室にも同じカードが出ています。Ⅰ番の「マジシャン」からタロットカードの旅が始まりⅩⅩⅠ番の「世界」で終わる。22枚目に置かれるのがこの「フール」で、世界の外側のカード、赤子のカードです。今ある世界から別世界に旅立とうとする、『無垢』な姿勢を意味します。
0番ですから『ナッシング』、何色にも染まらない、何の偏見もない、『自由』な精神を顕し、『あれこれ考える前に跳べる』行動力を示しています。舞菜さんがメジャーになるために、能力として最強のカードを持っていると私は思います。声優の仕事においては、何色にもなれる、それは強みです。
ところが、舞菜さんご自身を映すカードはポジション7;「マジシャンR」、『優柔不断さ』を顕しています。「マジシャン」は『器用さ』を顕しますし、職業で言うなら『声を操る仕事』をも指して出てきます。また、このカードがリバースで『自信のなさ』『嘘/ごまかし/迷い』といった象意も出ます。
舞菜さんは、現在、メジャーな立ち位置に行くことに迷いがある様子、なぜならば、今まで見てきたカードたちが言うように、結婚してある意味自由に働ける環境に在りながら(家計をご主人が担ってくれる部分があるからです)、ご自身に自信が持てず、舞菜さんの天職でもある声優をキャリアも積んできたのに、目に見える日々の活躍を得られなかったがために、ご自身の夢を追うことに『迷い』が生じた状態なのではないでしょうか?
0コメント