信州アートvol.1/安曇野ちひろ美術館
青い空に白い雲、広い芝生の先に三角屋根。絵本のような景色でした。先のひとり旅で、安曇野に世界最大規模の 安曇野ちひろ美術館 を訪ねました。
いわさきちひろの絵。こどもと花というwordが浮かびます。もちろん大好きですが、ここを訪ねるまでフツーに好き・・こどもと花、柔らかな夢見るようなタッチ・・嫌悪する要素はなにもないから好き、という感覚でした。
いわさきちひろさんの数々の作品と、その年表・・トットちゃんの世界観。若くして亡くなった、最後の反戦テーマの作品。彼女の人生に少し触れて、こどもや花を慈しむ、優しい大きな心に触れたようで、とても感激しました。
撮影が許可されていたうちの1枚です。「カーテンにかくれる少女」
ひとりでお留守番していた少女、ぴりりんぴりりん・・ベルの音にびっくりしているシーンなのでしょうね。優しい優しいまなざしがあるのだとわかります。
いわさきちひろさんの展示室から、世界の絵本作家の絵がテーマに準じて陳列されています。どの展示室でも発見があって、すっかり魅了されました。
遠くアルプスを臨んで、中庭にはラベンダー畑や池、ワークショップが行われる小さな建物などが広がっています。ゆらゆら風に吹かれる、散りかけの赤いポピー。ちひろさんの絵が重なるように思いました。
ひととき、庭を散策して、美術館に戻れば既に陽はかたむきはじめて、夕刻の柔らかな光と窓ガラスにペイントされたちひろさんの描いた花びらと写真におさめてもらいました。
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