会えなくなって・・part5・・彼女の気持ち
今回は、リーディングケースにご応募いただいたものです。
なおさま 占日時2019/03/30
一方で、なおさんはといえば、その姿勢として「裁判の女神」が示されています。結婚のカードですが、法律的にきちんとしようとするときにも出てくるカードで、離婚のときにも顕されます。今回、なおさんのもともとの夫婦関係を解消させた、その状態を指して出ています。(「裁判の女神」は、天秤座と関わるカード、リバースに出て『釣り合わない関係』を意味し、また社会性を持つものでもありますから、社会的に反する関係・・ということで不倫関係のときによく出てきます。今回の場合、それを正した、ということを顕してアップライトに示されました)また、彼側の「世界」と同様に、ふたりが社会に背を向ける関係性ではなくなったことも意味します。
なおさんの背景として「デスR」。これは、終わって始まる『リスタート』が強調されている、『再婚』の運気があることを示して出ています。
ところが、なおさんの心理状態はとても痛々しいものの様子です。顕在意識に『傷心』という意味で「タワーR」が選ばれています。「タワー」は、『距離』を示すもの、アップライトで『物理的な距離』、リバースで『感情面の距離』を顕します。恋愛関係/対人関係においては、感情面の距離のほうが厄介ですね。双方の間に埋められない溝があることを示すものですから。
なおさんは離婚もして、彼との社会的枷は外れたのですが、(彼側の「法皇R」によって)彼がなおさんの傍にいないことをとても悲しんでしまっています。ただ、『誤解』という象意も同時に持つもので、これを鏡像として客観視すれば、なおさんは、彼がご自身から離れてしまったことに深く傷ついているのですが、それは『誤解』でもあるようだ、といえます。
ですが、なおさんが『誤解』して『傷つく』のも致し方ない理由として、深層心理の「吊るし人人R」を解釈できます。「吊るし人R」・・・アップライトであれば、このカードに描かれた人物はじっと動きません。カードの中の吊られた男は、時期が来れば放たれることを知っているので、穏やかに笑えています。『じっと辛抱する』『自己犠牲』のカードで、自分を犠牲にして相手の幸せを願う、『身を引く』カードです。
なおさんは、きっと関係が露呈してしまってから、様々耐えてこられたのでしょう。いつまで耐えればよいのかわからなくなってしまって、耐えても耐えても報われないような気持ちに気づいてしまいました。・・リバースになったこのカードの中で、吊られた男はこの状況から逃れたいと暴れます。暴れると縛られた足はきつくしまってしまうばかりです。
この絵からのイメージとしても読めるのは、必死でこぼれぬように湛えていたコップの水があふれてしまったような心理状態を指しています。
本日、李々佳はマリフォーチュン有楽町1号店にレギュラー出演です。占いはいかがですか?
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