できあがり!/誰かと、少しだけ
写真をクロスステッチにする楽しみに相変わらず沼っています。 ひと針ひと針刺し進むうちに、ただただ色と遊んでいる、そんな感覚に浸ります。ドットが少しずつ面になり”絵””シーン”が浮かび上がる、それがとても面白い。仕上がってしまうと、さぁ次は何を・・と題材を探すのはいつものことです。
写真をクロスステッチにする、という遊びを始めて何作目になるでしょう。 少しずつでも、上達してたらいいけど。 さて今回も、緑の公園のなかの孫娘をテーマにした最新作が完成。出来上がった刺繍を額装しようと、いつもの画材屋さんを訪ねます。 店内には、同じく刺繍作品を額に収めようとしている女性の姿が。 ご主人と一緒に額選びをしているようでした。 興味津々でつい覗き見ると、リネンの布にカモミールを刺した刺繍作品。 升目のない布だから、抜きキャンパスを使われたのでしょう、おお、上級者さんだ。70cm×30cmほどの見事な大作です。 心の中で思わず「すごい」と呟いていました。 他にも、ハーブのフランス刺繍や、Christmasモチーフのクロスステッチなどいくつか素敵に仕上がっています。
話しかけたい気持ちはあるのに、 ――実は私、妙に人見知りなところがありましてね・・(いやほんとに)(え~、と意外に思う方も多くいらっしゃるかと存じますが💦)(いい歳をして恥ずかしながら) (えぇ、この歳なりに充分図々しいところも大いにあるのですが💦)その場では声をかけられませんでした。
さて、額装の仕上がり時間に再び訪れると、 あの女性の作品も別のスタッフさんの手で、美しく仕上げられていました。 「こちら、すごいですよね~、素敵」 会計の間、スタッフさんに思わずそう話しかけると(ご本人じゃないから言えたのかな~)―― 「この作品の方も、そちらをすごい~って仰ってましたよ。 これ、写真をもとにしているのですか?」 わあ、嬉しい! 「色も自分で決めるのですか?」 「いえいえ、写真を刺繍レシピにしてくれるソフトがあるのです」
答えながら、少しいい気になっていきます・・彼方も私のを見てくれて、然も褒めてくれたなんて、彼女と握手をしたようないきなりの親近感!(人見知りはどこへいった)
孫娘の写真を元に kgチャートでレシピを作り、ちくちくと楽しい時間を過ごしました。 刺繍が徐々に出来上がる、その過程をゆく楽しさを、 あの女性も同じように感じているかもしれません。 そう思ったら、なんだかほんわかした気持ち、 「やっぱり、思い切って話しかければよかったなぁ」 と、悔やまれます。 みんなでテーブルを囲んでそれぞれの布をちくちくする光景・・そんなイメージを抱いて教室を探したりした時がありましたが、 コロナ禍でいつの間にか情報収集を手放していました。
緑の公園のさくら。仕上がってしまうと、いつもの如く次はどんなのにしようかな・・。 次の額装に行ったとき、 またあの女性に会えるといいなぁ。 もしそうだったら、きっと声をかけてみましょう。
No War Please
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