彼岸花、秋の始まりの花
いったいいつまで酷暑が続くのか、いったい秋はどこにいるのか、心配していましたが、よかった、今年も彼岸花が咲き始めました。近くの用水沿いに多く見られるので、暑さも和らいだこの日、少し歩いてみることにします。(暑さを言い訳に、散歩も自転車もサボってしまっていましたね~~~)
その鮮やかな赤で、秋を彩る曼珠沙華。この花を見つけると、ああ今年ももう残すところ・・という地点まで来てるよね、と思います。用水沿いの遊歩道には、群生というよりところどころ固まって咲くというふうです。赤い花のなかに一輪の白を見つけます。交配種だそうですが、赤のなかのひと色、際立って美しいですね。
「曼珠沙華」という名はサンスクリット語に由来し、「天上の花」という意味を持つそうです。 花言葉は「情熱」「独立」「再会」など。「独立」なんていうのは、こう・・茎の上にリボン状の鋭さを感じる花がつく、その凛とした花姿からかしら。群生するのにね。白には「想うはあなた一人」だなんてロマンチックな花言葉があるのは、赤に比較すれば繁殖力が弱い、突然変異種でもあるからなのか・・、特別感があるものね、などなど、綺麗な花々を前に暫く花言葉で遊びました。
秋の約束を果たすかのように、一斉に綻びはじめた彼岸花が秋を報せます。そういえば今自分を取り巻く空気はカラっとして、透明感が増したような肌感覚です。透明を肌で感じるってカンジ。(なんだかただの言葉遊びのようだけれども)
花の姿は鋭くも優美でどこまでも華やかでありながら、なぜか儚げで寂しさをまとっているようで、胸に迫る息苦しさを感じます。 強い強い夏は去ってゆき、秋の静けさが、そこここで少しずつ広がっていく――その移ろいを、花たちがその姿を以て教えてくれているようでした。 季節の深まりに心を澄ませるひとときになりました。(放置している庭も早く手入れをしないと・・)
No War Please
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