『歩み寄ること』グッドドクターシーズン2 第6話より
ウチのトイレットペーパーホルダー、予備のロールは逆回転にセットします。
コロナ真っ最中に、私の時間割のなかで激増した海外ドラマ視聴でした。以降、加齢による面倒さも手伝ってか連ドラを1週ずつ見ることはほぼなくて、シリーズものを一気に見るスタイルです。一気見した後のちょっと空の巣症候群のような一抹の寂しさもまた、ちょっと癖になっているかも。
もう3年も前ですが、『グッドドクター』にハマっていましてね。基本見放題の範囲でしか視聴しないのですが、これに限っては新シリーズ見たさが勝って、購入もレンタルもしちゃいましたね。キャラクターひとりひとりが魅力的でした。(ショーンは大好きですが、他でと言うならレズニック推しです~)その、シーズン2第6話は『歩み寄ること』というタイトル。
自閉症スペクトラムであるショーンは聖ボナベントゥラ病院の外科レジデント。将来家族になってゆくリアとこの(話の)頃、同居を始めます。はじめは、銘柄は『天使のフワフワ』じゃないとだめ、と言うショーンにリアも『了解よん』と仲良く合わせていたリアでしたが、次第にショーンは、細かな生活のルール(ショーンならではのルールなんだけどね)を守らないリアを従わせようと躍起になり、リアはそんなショーンに苛立ちます。『トイレットペーパーの端が手前か奥か』という問題も大議論になっていきます。ショーンは病院の女子トイレにまで入って調査までするのです。
・・・この第6話では、一見対立してみえるふたつの要素を折り合わせてゆくことが、様々な場合で描かれますが、ショーンvsリアの『トイレットペーパーの端手前か奥か』問題は、ホルダーを二つ取り付け、手前と奥とパターンを並列させることで決着します。
(トイレットペーパーの端、何の疑問もなく手前にしてきた数十年でしたが、おお、なるほど、奥にするのも別にありだよねと思いつつ見ていました)
なんだか、このエピソードがえらくココロに残りましてね。
今や家人と老夫婦ふたり暮らしですが、年代的に同級生夫婦の私たち、何かと価値観がぶつかることも。(もうこの歳になれば揉めるのも面倒なので基本そうそう問題にしませんけれども)(どちらかと言えば私が)(そういうのも張り合ってる証拠かも?)
この話を見終わって、私もトイレットペーパーを2種類の置き方にしてみました。トイレに入るたびに、『みんな違ってみんないい』って言葉を思い出したりします。
No War Please
0コメント