新しい恋?part6・・未来予想

今回は、リーディングケースにご応募いただいたものです。

mさま 占日時2019/01/15

ポジション5から続くmさん側のカード・・メインカードの流れは「マジシャンR」~「運命の輪R」、そして「デス」へと続きます。メインカードの流れが、予想される質問者の状態変化であり、彼の状態予想ともいえるサブカードはメインカードの状態に反応する或いは元になるかーどであると言えます。


「マジシャンR」に描かれた魔術師はmさんのポジションから彼のポジションへ向いています。「マジシャン」は水星が支配する、コミュニケーションを『始める/起こす』意味で顕されており、mさんが彼のことを気にしながらも思うことが言えない(このカードはリバースで『嘘/誤魔化し』という意味になります)・・・mさんがご自身の心をうまく掴めない、表現できない状態を予想したものでしょう。連絡ができないのでしょうね。


続くカードに『同じことの繰り返し』であり、 (思考が)ぐるぐる廻るけれど『タイミングが掴めな』くて、その状態に『過去をフラッシュバック』させてしまうのでしょう。この”過去”とは、うまくいかなかった恋愛のことであり、きっとこのひとともうまくいかないのではないかとmさんが考えてしまう状態を指していると捉えます。


そして「デス」。mさんは『止まって』しまうのでしょう。


ただ、5~7は未来予想にすぎず、決まった未来を示してはいません。この「デス」が、”なに”が終わることを意味しているのか、意味させるのかを考えようとするとき、「デス」は未来を切り開くカードになります。


そう、この彼との交際をmさんが終わらせてしまうのか、或いはその手前に出ている、『過去のフラッシュバック』を終わらせるのか。前者と後者では、この恋の更に先が180度違います。どう使うのかはmさん次第でもありますが、ポジション3に示された彼の心境を鑑み、5~7のサブカードを読むことで、mさんの選択の一助になればと思います。


サブカードは、「マジシャンR」~人物像のない「月」~「隠者」が選ばれています。彼は、mさんからの連絡が来なかったり或いはスムーズでなかったりすること(=「マジシャンR」)に『不安』を覚える(=「月」)のでしょう。


「月」を持つと、相手のことを夢に見ることが多くあります。人物像のないところからのイメージ喚起です。きっと、彼は夢でmさんに会うのでしょうね。そして「隠者」へと続く・・


「隠者」は、『隠れる者』ではなく『隠れた道を探す者』です。手にしたランタンが示す先に光を、ゆく先を見出していこうとしする姿勢のことです。このケースでこのカードの象意としては『プラトニックラブ』をとります。孤独のカードでもある「隠者」ですから、彼はmさんが彼への連絡をやめたとしても、ポジション3に示されている「力」(=『継続力』)を発揮して、ひとり静かにmさんのことを想う状態なのでしょう。


であれば、mさんが過去のフラッシュバックを終わらせる選択をするならば、この展開の先に彼との明るい未来を描けるようになるといえるのではないでしょうか。

李々佳・・縷々綿々

占い師:李々佳のあれこれ雑記・・・ どこへいくかわからない散漫な話ですが、目に留めていただけたら嬉しいです。 「リーディングケース」では今までの実占例をご覧になれます。

0コメント

  • 1000 / 1000