誕生日ケーキ事件
先日は夫の誕生日でした。幾つになっても、Birthdayは嬉しいものと思うので(&まぁ私がケーキ食べたいだけかも)、お祝いにケーキ🍰を買ってきました。
ホールにしようか迷ったけれど、幾つか食べられるほうがいいかもと、ピースで何種類か選ぶことにします。(その昔、長男が幼いころ、お誕生日ケーキをうっかり忘れて間に合わせでピースケーキを買ってきたら、その場はにこにこ食べたんですけど、後でお風呂で急に思い出したように『まぁるいケーキがよかったのに~』とさめざめ泣かれましたっけ・・あれは可哀想だったかも・・)
数年前から気になっていたけど初めて買ってみることにした『パティスリー・ビィズ・ショコラ』。お誕生日のひと用に、ショートケーキのほか、苺🍓がのっかったのを3つ。私のためには大好きなモンブランと、店名にもなっているのでチョコ系のをもうひとつ選びます。(苺のひとつは私が食べる計算です)
家に戻る前に事務所に寄って、「今、ひとつ食べよう」ということになりました。私のなかでは当然・・(それが私の勝手な予定と言えばそうでしたが)ショートケーキや苺系をまず夫が選び、私はこの美味しそうなモンブラン、と決めていたのですが。意外にも夫は「お、栗が美味しそうだなぁ」なんて言います。えぇぇ~、私モンブラン好きなのに!と思わず言葉に出ます。夫は、「え、モンブラン嫌いだと言っていたじゃないか」と気色ばみます・・えぇぇ、今まで何十年も私はモンブランが好きだし、家族の誕生日やケーキ食べたいね、って時に『お母さんはモンブラン』ってカンジでやってきたじゃないですか・・・嫌いだと言った覚えは全くありません。
ああ、食べ物の恨みは恐ろしいっていうのはこういうことね。
彼はこの時、モンブランが食べたいわけです。そこへ、『モンブランは私のよ』と主張する私がいる。それを排除するために合理的説明を作り出すわけです。彼のなかではモンブランについて過去に『モンブランが好きだ』と語る私ではいけないことになります。そこで、『嫌いだ』と言っていたはずだ、と記憶を書き換えてしまったのではないか・・・という流れです。ひとが、山道で紐を見て、『蛇だ』と直感してドキッとするのは、生命体である人間として、その時最悪な事態を素早く判断し、危機的状況を乗り切ろうとするためなんですって。私がモンブランを好きであるのは、危機的だったわけです。いやぁ、そこまで大袈裟な話でもないんですけども・苦笑。
&この頃彼は怒りっぽいのですが、それも年のせいなのかもね~~~年取るってこういう面もあるから、私はこうはありたくないわと心密かに思ったりして(それもヒドイけど)
まぁですが、お誕生日のひとなんですし、私もオトナですからそこは譲りますよ。夫は不貞腐れて「じゃあ別にモンブランでなくていい」と怒ったふうなので、「いやいやいや、まぁまぁお誕生日だから好きなのを食べたらいいよ(私はモンブラン大好物だけどね)」と、ローソクも差し替えてあげました。お誕生日だからね^^
No War Please
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