零れ種から

今年も、いえ今年は特に見事にカタバミが花を咲かせてくれました。


何年前からだったかな、プランターに植えた覚えもないのに、玄関門扉のポール根元にカタバミが出てくるのです。コンクリートの隙間から毎年春秋に愛らしい姿を見せてくれます。

この日は冷たい雨に打たれてうつむいた花。夜に半分葉を閉じて半分になったように見えるから『片喰』っていうんですって。この名に、花の愛らしさも手伝って音で聴く明るいイメージを持っていたのですが、この漢字を見ると・・奥ゆかしさとどこか怪しい、なにか妖艶な響きに聴こえてきました。


クローバーのような浅い緑の三つ葉と、『お花、ってこういう絵を描くよね』的な黄色の花芯と丸みを帯びた5枚のはなびら。その姿からはやっぱり明るさを感じますが、こうして雨にうつむいている姿は、この花のもう一面に出会ったようで、なんだかドキドキしました。


No War Please

李々佳・・縷々綿々

占い師:李々佳のあれこれ雑記・・・ どこへいくかわからない散漫な話ですが、目に留めていただけたら嬉しいです。 「リーディングケース」では今までの実占例をご覧になれます。

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