長い春part3・・彼女が持つカード
今回のケースは、リーディングケースにご応募いただいたものです。
みなこさま 占日時 2017/09/13
彼女の持つカードに触れていきましょう。
みなこさんの姿勢は「フールR」、『前にも後にも進めず』『その場に足踏みをする状態』を指しています。 「フール」は『自由と冒険』を第一義とし、そこから派生して(アップライトで)『恋人と別れる』という意味があります。
ただ、この場合はアップライトで彼のポジションのほうを向く姿勢になりますから、 アップライトであれば、『楽観的』という象意の作用で、 みなこさんが『悩むことなく』彼との『あまり後先は考えていないけれども』『その場を楽しむ』姿勢になり得ます。
リバースであってもアップライトの象意は残すので、 今回、依頼文にあったように、 >(結婚を考えず)いつ終わるかギリギリまで”楽しく”付き合う であるとか、>別れて一人で・・・ といった、この、両方の意味を持っているカードでもあるのです。 リバースに出て、どちらとも決めきれない、みなこさんの状態を示しています。
みなこさんの心情ですが、深層心理に「吊るし人R」、『暖簾に腕押し』のような相手に『徒労感』を憶えている、とても疲れてしまったような少し『自暴自棄』でもあるような感情をお持ちです。
このカードは『利己的』という意味もあるのですが、最初からみなこさんが利己的だったのではありません。 「吊るし人」は『自分を犠牲にして』『ひとに尽くすカード』です。 みなこさんはずいぶんと、彼に対し、または遠距離恋愛に対し、ご自身のためよりも彼のために行動してこられたのでしょう。 だからこそ、コップの水があふれるような『徒労感』を感じてしまっています。
また、リバースになって、”吊られた状況から逃げたいともがく”のですが、足は結ばれたまま、この男は吊られたまま動けません。 宙ぶらりんです。『問題先送り』という意味を持ちます。
みなこさんは、彼との関係性に実は疲れてしまっていて、かといって、すぐに別れることも、彼と一緒に暮らそうとすることも、どちらも選びかねています。
というのも、顕在意識には、長く交際して未だ輝く「運命の輪」。 人物像のないカード、これが心境を示すポジションに出て、みなこさんの心がその意志では制御できないままに、彼の魅力に惹きつけられてしまっていることを示します。
彼にひとめぼれでその感情がずっと残っているのか、逆にみなこさんのタイプではないのだけれども、彼のことがどうしても気になって気になってしかたがない、という感情かもしれません。
また、出会って10年も経っている彼に、言葉では説明できない『深い縁』を感じているのでしょう。
さて、みなこさんの背景には「法皇R」、ポジション1のカードの理由になるところでもあり、 みなこさんが彼のもとへ思いきって飛び込めないのは、 親(或は世間)の反対要素があるからなのかもしれません。
具体的に言えば、具合が悪くなった親御さんを残していけない、であるとか、遠距離ではご実家と離れて寂しい、であるとか、親御さんが彼女に対しまるでお節介のように干渉がある・・・そのようなことです。
最初に選ばれたワンオラクルも「裁判の女神」、結婚のカードであり、『似合いのカップル』を意味するものでもあります。 私は、みなこさんと彼には結婚の縁が現時点でしっかりとあると思いますし、結婚という形をとらないとしても、ふたりのパートナーシップは結ばれるのではないかと思います。
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