薔薇屋敷
母の顔を見にほぼ毎日通う道の、或る曲がり角にそのお宅が建っています。
まさに・・薔薇屋敷!! 季節はちょうど、花の盛り。その頃から、ずっとうっとりとした気持ちで車でゆき過ぎては振り返り、零れんばかりの色と種類に以前の夢を思い出しました。
薔薇を育てるのは憧れで、5年前まで住んでいた家は、猫の額ながら小さな土の部分があったので、私の妄想は膨らみました。
薔薇を中心に煉瓦の小道を裏庭まで敷き、裏庭から除き見えるのは、野生味あるハーブ。
グランドカバーは、寒さにも強いヒース系の・・薔薇が中心だけれど、どちらかといえば造りこんだ庭園というよりは、雑草じみて見えるけれど、実はしっかり手入れされているという・・
ひとりドイトに出かけては、蔓薔薇用のアーチ(酷く重い鉄製で設定すらできなかった)とか、いったいどう漆喰壁に取り付けるつもりだったのか疑問が残るロココ調曲線のエントランスアクセサリーを購入し、煉瓦はその素材や色目にも拘って吟味の挙句いろいろなホームセンターで購入、某国営放送局の「趣味の園芸」をにわか仕込で土の配合などメモし・・占い以外は、まずカタチ重視の私は、ガーデニンググローブ、エプロン他スタイルはもちろん、シャベル、プランター、散水用ホースリールに至るまであれこれと買い続けたのでした。
・・・なんというかこの描写からも、私の、こう・・・節操のなさというのか、イメージがコンセプトがばらばらな感じですよね。薔薇だけに(あ、これ要らなかったかも)
(・・・今なら、グ○ーなどである、バーチャルなお庭ごっこが私にはせいぜいなのかもしれませんね。いや、そこで真剣に素敵なお庭を作られている方々には非礼な発言でしたか・・)
もう一人のオトナは、止めたがっていましたが。
それが、見事に挫折したのは、
まず、薔薇、ひいては園芸(ガーデニング)に対する勉強不足でした。素人ながらのにわか知識によると、虫がついて本当に手がかかり、意外に背丈が大きくなるので、その剪定や、配置にも充分な配慮が要るそうだ、と知った途端、当時アロエすら枯らしたことのある私には無謀な計画であり、まさに高嶺の花だと思い知ったこと。
次の問題として、その頃保育園児だった子どもたちは水遊びが大好きで、ごく近くの公園の噴水やも少し大きな公園の流れるせせらぎなどでも遊ばせていたのですが、孫たちが大好きなおばあちゃまは、「え、こんなに大きいプールをどこに拡げるの?」という新兵器をプレゼントしてくれました。そのビニール製のものは、土の上に拡げたら後始末に大童、は必至です。当時お子様のいらっしゃらなかったお隣さんの愛車はベンベで、そこに泥水でも跳ねたら私がいたたまれなくなってしまうと思いました。
また、行き止まりになった7件の家の或るその通りは、ご近所付き合いも和気藹々なほうで、バーベキューをするのに必要であるとの、ウチの人あたりよくて評判上々なもう一人のオトナの一声。
・・そんな訳でウチの土は裏を残してなくなったのでした。
更には、ウチの小さなひとたちは、その頃、水遊びと同時にカブトムシを飼育するのにも夢中になっていて、当然薔薇の天敵であるその他の虫たちも大のお気に入りでした。・・・そして、
まさに・・薔薇屋敷!! 季節はちょうど、花の盛り。その頃から、ずっとうっとりとした気持ちで車でゆき過ぎては振り返り、零れんばかりの色と種類に以前の夢を思い出しました。
薔薇を育てるのは憧れで、5年前まで住んでいた家は、猫の額ながら小さな土の部分があったので、私の妄想は膨らみました。
薔薇を中心に煉瓦の小道を裏庭まで敷き、裏庭から除き見えるのは、野生味あるハーブ。
グランドカバーは、寒さにも強いヒース系の・・薔薇が中心だけれど、どちらかといえば造りこんだ庭園というよりは、雑草じみて見えるけれど、実はしっかり手入れされているという・・
ひとりドイトに出かけては、蔓薔薇用のアーチ(酷く重い鉄製で設定すらできなかった)とか、いったいどう漆喰壁に取り付けるつもりだったのか疑問が残るロココ調曲線のエントランスアクセサリーを購入し、煉瓦はその素材や色目にも拘って吟味の挙句いろいろなホームセンターで購入、某国営放送局の「趣味の園芸」をにわか仕込で土の配合などメモし・・占い以外は、まずカタチ重視の私は、ガーデニンググローブ、エプロン他スタイルはもちろん、シャベル、プランター、散水用ホースリールに至るまであれこれと買い続けたのでした。
・・・なんというかこの描写からも、私の、こう・・・節操のなさというのか、イメージがコンセプトがばらばらな感じですよね。薔薇だけに(あ、これ要らなかったかも)
(・・・今なら、グ○ーなどである、バーチャルなお庭ごっこが私にはせいぜいなのかもしれませんね。いや、そこで真剣に素敵なお庭を作られている方々には非礼な発言でしたか・・)
もう一人のオトナは、止めたがっていましたが。
それが、見事に挫折したのは、
まず、薔薇、ひいては園芸(ガーデニング)に対する勉強不足でした。素人ながらのにわか知識によると、虫がついて本当に手がかかり、意外に背丈が大きくなるので、その剪定や、配置にも充分な配慮が要るそうだ、と知った途端、当時アロエすら枯らしたことのある私には無謀な計画であり、まさに高嶺の花だと思い知ったこと。
次の問題として、その頃保育園児だった子どもたちは水遊びが大好きで、ごく近くの公園の噴水やも少し大きな公園の流れるせせらぎなどでも遊ばせていたのですが、孫たちが大好きなおばあちゃまは、「え、こんなに大きいプールをどこに拡げるの?」という新兵器をプレゼントしてくれました。そのビニール製のものは、土の上に拡げたら後始末に大童、は必至です。当時お子様のいらっしゃらなかったお隣さんの愛車はベンベで、そこに泥水でも跳ねたら私がいたたまれなくなってしまうと思いました。
また、行き止まりになった7件の家の或るその通りは、ご近所付き合いも和気藹々なほうで、バーベキューをするのに必要であるとの、ウチの人あたりよくて評判上々なもう一人のオトナの一声。
・・そんな訳でウチの土は裏を残してなくなったのでした。
更には、ウチの小さなひとたちは、その頃、水遊びと同時にカブトムシを飼育するのにも夢中になっていて、当然薔薇の天敵であるその他の虫たちも大のお気に入りでした。・・・そして、
カブトムシの冬越しには、その幼虫;つまりダンゴ虫状態の彼らを手で掴んでその土を替えたり干したり、えさと成るオガクスが古くならぬように気を遣い、毎日の水やりも大切な仕事で、それを一手に引き受けさせられた私は、花を愛でる気持ちがいつしか変化していきました。でもずっと、私の「夢の薔薇の庭」は憧れとして私の中に生き続けてくれていました。
だから、いつかこのお家のドアをノックしたい、声をかけて写真を撮らせて欲しい、あわよくば、エレガントな衣装に身を包んだ、薔薇屋敷の優雅でミステリアスな女主人(もう既にこのイメージに固執する私)さんは、私に微笑んでゆったりと心なしかハスキーな声で薔薇の逸話などお話しくださって・・・
という私の妄想のところで次回に続きます。
・・・だって前半から大いに脱線して、、タイトル通り縷々綿々になってきましたから。違うんです。しっかり書きたいんです。
先にネタあかしですが、現れて案内してくださった素敵☆な女性は、私にこのお庭の造り方を優しくお話しくださったばかりか、「切るのでお持ちになったら」との提案もしてくださったのです(^^)
だから、いつかこのお家のドアをノックしたい、声をかけて写真を撮らせて欲しい、あわよくば、エレガントな衣装に身を包んだ、薔薇屋敷の優雅でミステリアスな女主人(もう既にこのイメージに固執する私)さんは、私に微笑んでゆったりと心なしかハスキーな声で薔薇の逸話などお話しくださって・・・
という私の妄想のところで次回に続きます。
・・・だって前半から大いに脱線して、、タイトル通り縷々綿々になってきましたから。違うんです。しっかり書きたいんです。
先にネタあかしですが、現れて案内してくださった素敵☆な女性は、私にこのお庭の造り方を優しくお話しくださったばかりか、「切るのでお持ちになったら」との提案もしてくださったのです(^^)
0コメント