酔っ払いの話
酔っ払って鑑定はできないので、今でこそその機会がめっきり減りましたが、基本的にお酒を飲むことが好きです。元々強くはないのだろうと思うのですが、お酒を飲み始めたのは学生時代に在籍していたサークルでのことで、酒、といえば大勢で馬鹿話をしながら長時間飲む、というシチュエーションが身についてしまっています。
なので、「一番好きなのはバーボン・・・玉蜀黍の味がいいんだよね」などとカッコつけてみるのですが、
また普段からまるで酔っ払っているかのようにテンション高めですし、「顔色が変わらないね」と言われることに重きをおいてもいるので、意地でも飲まれない様子を保とうともするのですが、
・特別強いわけではない
・お酒の席独特の雰囲気が好きであって実はお酒の味そのものがわかるわけではない
のですから、結果
・普段のハイテンションの上にアルコールがきいて調子に乗ってペースが早まる
・実は途中で気を失いかけても帰宅してベッドに倒れこむまでは平気のつもりでいる勘違い
という事態になることが多く、まあ失敗談にはこと欠きません。失敗談が多い、ということは私とお酒の関係について「バーボンが好きなんだよね~」と気取って見せたところで、周囲にはその実がばれているのです。
近々、友人たちと暑気払いを計画していて、さっき案内メールが届きました。今日は過去の失敗談をひとつ。
地域の子ども会役員の集まりで、夏祭りの打ち上げでした。飲み会はお喋りありカラオケありで楽しく過ごし、すっかりいい気分になって、ママ友たちとも別れつつまだ歌い足らなかったのか「天城越え」かなんかを鼻歌にしながら、真夜中過ぎにふらふら自転車をこいでいました。
家のある袋小路に入って、あ、もうすぐウチだ、と思った次の瞬間、重いものがのしかかってきて・・何が起こったのか理解できない数秒後、自転車の下敷きになっていることに気づきました。転んだんです。さあ、どうにかして自転車を起こそうとするのですが、どうにもどこにも力が入れられない脱力感で、さっぱり持ち上がりません。
しばらくもがいていましたが、ふと思いついて家人に電話をしました。呂律が回らないカンジで「○田さんちの前なんだけどね。転んじゃってどうにも起き上がれないのです」
ああ、携帯電話があってよかった。携帯を、自転車のかごにあるバッグの中でなくてポケットに持っていてよかった。
呆れ顔でウチの3軒先のお宅の煉瓦塀に突っ込んでいる私を認め、家人は自転車に被害がないか調べ、自転車のみ回収していったのでした。
因みに、自転車はどこも壊れはしませんでしたが、私には煉瓦塀でこすった擦過傷が右半身に残りました・・とほほ
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