過去が教えてくれること

「過去は、われわれが何をしなければならないかは教えないが、
 われわれが何を避けねばならないかは教えてくれるのである」  オルテガ・ガセト

この言葉は、私的なことを言ったのではないと思うが、私のプライベートにおけるある状態について考えさせられた。

過去に反省はあるべきとしても、後悔は無意味だと思う。
タイムマシンはないから、過去を栄光のそれに変えることはできない。
過去を振り返るとき、過去を見つめるとき、
どんなに悔しい想いがあったとしても、どんなに穴に入りたくなっちゃうような思いに駆られるとしても、
自分の選択の結果であったし・・・過去は誰かのせいではないのだし、
それに、苦しんだ過去であっても、その過去の出来事から今の拙い状態が生まれていると思えても、
過去が無駄だったなんて思いたくない。
そこにあって得たものがあるはず・・・それが、未来への指針ではなくても。
例えば逆に楽しくて、でも今は戻れないことならまた余計に、
人生に無駄な時間は1秒もないものだと思いたい。

無駄ではないその過去は、だがしかし、冒頭の言葉のように指針をそのまま与えてくれるわけではないだろう。避けねばならないことを示してくれる;失敗の繰り返しを避けようと行動できる可能性を与える。
そこで、私がいま現在に在って明日への選択は、何をすべきかは、現状を把握して;足元を見つめて、その上で未来を見つめて決めていこう。


やっぱり、いま持てるもので最大限の努力を、と考えは行き着く。
明日のためには。いや今日のためにも。・・・モチベーションを高く持ち続けるのは、とても大変だけど。
そう・・・だから時にはサボっちゃうこともね、無駄ではないはずよね。

李々佳・・縷々綿々

占い師:李々佳のあれこれ雑記・・・ どこへいくかわからない散漫な話ですが、目に留めていただけたら嬉しいです。 「リーディングケース」では今までの実占例をご覧になれます。

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