彼は“皇帝”


10月から関わりを持った人なのだが、占い師としてとても興味がある。

自分の城を持った人で言ってみれば王様であり、その資質と努力で城を構えた。
能力も活動力も兼ね備え、周囲に多大な影響力を持つ。
彼は城の中では横柄で傲慢、相手の非はとことん追い詰め、時には罵倒する。
が、城の中のものが正しく(=彼の思うように)改めれば納得し、またその点だけの注意であり、当の問題以外のことで責めはしない。また、フォローのつもりか他の良くできていること・・例えば彼の言いつけどおりにできているか、彼の言いたいことを先回りしてできたりすれば、大袈裟とも言えるほどに褒める。

城の中のものにとっては、彼の言葉の選び方が厳しいものであったり、必要以上のくどい言い回しをされたり、時には手も出るために、下げられたり持ち上げられたりで、違和感を感じることのほうがどうしても大きい。不満も募っていくが致し方のないこととして従わざるを得ない状況にある。彼は常に正しいのだから。

彼の言うことは正しい。彼が為すべきことを為さんとしているところなのだ、ということもわかる。ただ、経験則のためなのか、知識が先行してしまうのか、或いは自分が世間の上層部にいるというステイタスが見え隠れする・・・自分を支えてくれる人間への、伝え方に気遣いや思いやりが欲しいところだ。
正論を述べるときは、受け入れやすいようにもっていくべきだろうと思う。

能ある鷹は爪を隠すとか、どんな相手にも尊敬を持つべきだとか、彼は学んだほうがいいのかもしれない。ただ、彼は、自分の城の中にいて、物質的には大変に恵まれていても地位も確立していても、精神的には孤独なのだろうとも思う。それは「皇帝」の宿命でもある。

タロットの、「皇帝」を地でいく人だなあと思い、彼のホロスコープを描いてみたいと思ってうずうずしています。私は少し彼とは距離があるのでなかなか難しいのだけれど、お誕生日聞けないかしら。

李々佳・・縷々綿々

占い師:李々佳のあれこれ雑記・・・ どこへいくかわからない散漫な話ですが、目に留めていただけたら嬉しいです。 「リーディングケース」では今までの実占例をご覧になれます。

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