あなたが好きなデッキはどれでしょうか?

前回は選ぶ方がいらっしゃらなかったのですが、不評なのではないかとの反省(いや、不評という実績?)もありながら、再度行ってしまう、タロットデッキを選べます って勝手な企画です。

私は、タロットカードを自分の為にひこうというとき;それは、悩みがあるときでもそうでなくても、自分に客観性を持ちたいときです。タロットカードは、自らの無意識と交信する道具であり、潜在的な事柄を引き出すツールですから、私の意識に何らかの暗示を与えてくれます。

さて、相応しいスプレッド(展開方法)を選んで、展開されたカードを見渡して、タロティストとしてリーディングをするとき、私が一番大切にしていることは、全体的なイメージを掴むことです。

それぞれのカードには、沢山の象意があります。特に私がこだわってマクロコスモスカードのみで展開するときには、どの象意をこのケース(占的;占いの命題)でとっていくか、それはストーリーを左右します。

カードの象意としては、沢山の解説書、またはカードデッキにも添付されています。
ですが、その言葉に縛られない、自然に沸き起こる言葉や映像こそが、その問題においてカードが伝えたいメッセージなのです。


全体像を眺めるときに、カードの象意や、スプレッドの配置;カードが置かれたポジションの意味だけでなく、描かれた人物の向きであるとか、カードの色彩・・それもその時々でどれを掴むのか、ということや、どれが飛び込んでくるのかという感覚が大切です。

例えば、Ⅴ法皇 には、その赤の法衣に混じる緑に常識による安心感や信頼性を感じるのか、またはその宝冠に権威を感じるのか、Ⅱ女教皇の目立つブルーには、知性と直感力、そして同時に現実性の希薄さをくみ取ったり。0フール の白い太陽に神性、汚れなき赤子のイメージを、ⅩⅣ節制 の水からは静謐さと穏やかなヒーリングを、Ⅵ恋人 ロマンスのカードであると同時に選択のカードだという所以は、その図柄の分かれ道にあるのか、恋人たちを見つめる天使がいることからか・・・といった具合です。

私がタロティストとしてリーディングを行っても、もちろん占的を与えてくれている質問者が選んだカード、ということになるのです。質問者の無意識を引き出すために『タロット占い』という儀式をするのですから。

ちょっと、今回は前置きが固くなりました。

さあ、あなたの感性に訴えるカードはどれでしょうか?
今回は11/30まで、写真の4種類の中からお好きなもので占います。
クリスマスシーズンに、Ⅵ恋人 のカードを並べました。
左から不思議な動物たちの肖像が描かれたマジカルフォレスト、次に20年以上私が使い込んでいるメディバルスカピニ、猫好きな人にペイガンキャッツ、一番右が最もポピュラーなウエイトユニバーサルです。

李々佳・・縷々綿々

占い師:李々佳のあれこれ雑記・・・ どこへいくかわからない散漫な話ですが、目に留めていただけたら嬉しいです。 「リーディングケース」では今までの実占例をご覧になれます。

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